本気の見せ方
我々会計事務所の人間は間違ったやさしさを持ってはいけません。
ダメなものはダメ!を言わなければいけません。
そうしないと経営者を死に追いやる(止められない?)可能性があるからです。
コンプライアンス(法令順守)は勿論のこと
企業内のマニュアル違反(実はこれもコンプライアンス)に至るまで指導しなければいけません。
なぜなら企業内においては「人を殺すやさしさ」が蔓延しているからです。
随分昔になりますが、パロマの湯沸かし器が問題になった時期があります。
なぜ今頃まで使っているの?と思える位古い古い機種の事故でした。
判明した死亡事故の何件かは
不正改造による安全装置の不具合だったようです。
まさにこれが人を殺すやさしさだと思います。
お客様が言うことだから何でも叶えてあげたい、
たとえそれが多少の危険を孕んでいても
たとえそれがコンプライアンス違反であったとしても
たとえそれがマニュアル違反だったとしても
これが人を殺すやさしさに繋がるのです。
ただ仕事をすれば良い
喜んでくれるなら違反をしても良い
嫌がる顔は見たくない
こんな考えで仕事をしていては、人を殺し
そしてまたそれによって自分も立ち行かなくなる。
そんな悲しい結末にはしたくないものですね。