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コラム
自立させるという優しさ
2013年5月13日 公開 / 2021年3月2日更新
やさしさという言葉は時として罪なものです。
「やさしさ」を「甘え」と同意語にしていることが多いからです。
公助・共助・自助という言葉があります。
一般的には福祉関係で使われることが多い言葉です。
公助とは、国や地方公共団体が実施する援助活動です。
共助とは、隣近所や地域が実施する援助活動です。
自助とは、自分自身が実施する援助活動
即ち自分で出来るものは自分でやろうというものです。
障害がある人を見ると何でもすぐに手伝おうとすることは
この自助の精神を阻害するものになってしまいます。
本当は歩けるのに周りが介助し過ぎて歩けなくさせてしまったり
自分で何でも出来るようにしてあげなければ
その人が生きていけなくなることを分かっているのに
何でも変わりにやってしまったり・・・。
本当はいい迷惑なのです。
本当の優しさは「出来るようになるまで辛抱強く見守ってあげることです」
美智子妃殿下の子育てがこれだったそうです。
靴下が履けなかった浩宮さまが
靴下が履けるまでせかすことなく
そして手伝うことなく
優しく見守っていたと・・・。
つい手を出してしまうことは罪なことだと理解したいですね。
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