自立させるという優しさ

山根敏秀

山根敏秀

テーマ:自己啓発

やさしさという言葉は時として罪なものです。
「やさしさ」を「甘え」と同意語にしていることが多いからです。



公助・共助・自助という言葉があります。
一般的には福祉関係で使われることが多い言葉です。
公助とは、国や地方公共団体が実施する援助活動です。
共助とは、隣近所や地域が実施する援助活動です。
自助とは、自分自身が実施する援助活動
即ち自分で出来るものは自分でやろうというものです。

障害がある人を見ると何でもすぐに手伝おうとすることは
この自助の精神を阻害するものになってしまいます。

本当は歩けるのに周りが介助し過ぎて歩けなくさせてしまったり
自分で何でも出来るようにしてあげなければ
その人が生きていけなくなることを分かっているのに
何でも変わりにやってしまったり・・・。
本当はいい迷惑なのです。

本当の優しさは「出来るようになるまで辛抱強く見守ってあげることです」
美智子妃殿下の子育てがこれだったそうです。
靴下が履けなかった浩宮さまが
靴下が履けるまでせかすことなく
そして手伝うことなく
優しく見守っていたと・・・。

つい手を出してしまうことは罪なことだと理解したいですね。

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山根敏秀
専門家

山根敏秀(税理士)

税理士法人マネジメント/グランドリーム

数々の優良企業を含め税務・経営支援してきたからこそ分かる現場のノウハウが強み。枝葉でなく、本質的な経営改善策を指南しており、そのアドバイスを受けて危機を脱した多くの経営者から喜びの声が届いている。

山根敏秀プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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