どんど焼き ~故郷のことば

椎結子

椎結子

テーマ:言葉(ことのは)

きょう一月十五日は小正月。
玄関に飾っていた正月飾りも外れました。

子どもの頃は、しめ縄飾りなどを家の横の田んぼに集めて焼いていました。
今はもう、各家庭で自由に焚き上げる事はできなくなって
神社などのどんど焼に持って行くか、燃えるゴミとして捨てることになります。
分別も厳しくなり、プラスチックなどが付いていると、分別も必要です。
ゴミとして出すようになったなったころから、住んでいたマンションの玄関から
一気に玄関飾りが無くなったように感じています。

そんな小正月の『火祭行事』のどんど焼き。
「陰陽道系の左義長(さぎちょう)に由来する、火によって、正月の神(祖霊神)を送り
あわせて一年の災いを焼き払い、清める行事」とか。

関西では、「どんど焼き」「とんど焼き」「左義長」などと呼ばれます。
他の地方では、「道祖神祭」などと呼ばれることもあるようです。
皆さまの故郷では、どのように呼ばれていましたか?

東京発信のメディアによって、言葉や呼称などが共通化・画一化していきます。
国内どこに行っても通じる有難さがありますが、
その土地固有の言葉も、どちらも必要だと、最近とみに感じるようになりました。
言葉は文化継承のために、大切だからです。

TV番組『秘密のケンミンSHOW』が好きなのですが、
馴染みの無い土地の、知らない習慣がとても興味深いです。

世界中に拡がった「新型コロナウイルス感染症」により
ZOOMなどリモートで、世界の人たちと繋がれる環境が発達しました。

海外の人たちとの繋がりにはほとんど縁の無かったわたしですが、
その環境の中で、知らない人たちと繋がれたことで、改めて、
世界中の人が、同じツールで繋がっていること
人の思いや感情は、同じなのだと、
体験的に、深く感じ取ることが出来たのでした。

そんな中で新たに学んだことがありました。
参加したワークショップでの、カウンセリングのデモセッションでした。
海外の方がクライアント役で、共通語でセッションが進められていましたが、
途中「母国語で」の指示がでました。
すると、感情の顕われ方が全然違ったのです。

本来の自分の言葉で話したり・表現すると、こころに深く触れるのだと感じました。
思いが溜まり、滞るとき、
自分が一番馴染む言葉で呟いてみることは、自分を助けるのに、役に立ちそうです。
試してみて下さい。


コラム一覧:言葉(ことのは)
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=2801726

コラム一覧 :大和魂
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=2607

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椎結子(心理カウンセラー)

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ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

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