その原因は、どこにありますか?
『あなたの そして わたしの 物語』 Amazon Kindle版
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幸せな人生とは?後悔のない人生とは?母が最期に教えてくれたこと
この本を書いた思い、読者へのメッセージ
母が亡くなったときに感じた、この世を去るとき、何も持ってはいけない、ということばを道標として、母の人生を物語りました。どの人生も素晴らしいと伝えたかった。そして、生きている今が大切なのだと感じて欲しかったのです。
また大切な人を失ったときの心の鎮め方の一つとして、物語ることを提示しました。母を亡くしたことは、想像以上の喪失体験でした。看取り・見送りのときの虚しさが追い打ちをかけました。更に未解決だった現実問題が噴出して理性の堰は決壊し、感情が暴走すると、体のバランスが崩れることも解りました。母星から引きちぎられ、宇宙空間を迷子星のように漂うような感覚で過ごしながら、この体験からわたしは何を学ぶのかを考えました。そして魂を浄める学びと並行して、この物語を書きました。
書き上げてみると、母の人生は戦中戦後を通過して激変した、日本・世界の動きと繋がっていました。その時代を生きていた先人達の人生が共に息づき、そのうえにわたし達の人生があると解りました。見える世界・見えない世界の捉え方も変化しました。
この作品が、それぞれに、本当に大切なもの、を感じるきっかけになることを希っています。
【 目 次 】
まえがき
第一章 昭和一桁生まれ。母の娘時代。
・生家と子ども時代のこと
・戦中戦後の思春期
・戦後の生家に起こったこと
・お見合い結婚
第二章 役割の変化する結婚生活
・長男の『嫁』としての生活
・子どもを授かることで初めて・・・。『母』となる
・選択権のない同居。『姑』となる
・孫の誕生。『おばあちゃん』になる
・勤め人の妻から『酪農家』へ
・夫との死別。
第三章 日常のくらし~日本文化とのつながり~
・掛け軸を楽しむ
・生け花
・野の花
・かみさん〈神棚〉・ほとけさん〈仏壇〉
・村の神さんという人
・韓流ブーム
・沖縄旅行
・着物
・和裁・洋裁
*母の遺品より*
結婚の場合
出産の場合
病気見舞い
弔問の場合
人に好かれるには
第四章 魂は生き続ける
・命はおなじ
・生きる気力
・『母の見た夢ー2019年5月27日ー』
・今世との別れ
・見送り
・月
・四十九日法要
第五章 生きていること、それは奇跡の時間
・さまざまな別れ
・新型コロナウイルスの出現
・コロナ禍の時代を生きるということ
・逝くときの心持ちが大切
・『福禄寿』
・あなたにとっての幸せとは何ですか
*『毎日が宝』*
あとがき
謝辞
作品紹介
参考図書・参考資料
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一人の女性の生き方を通して、その時代を生きるということ。
与えられた環境の中で、いかに生きるかということ。
そして、この世界を去って行く時のこと。
読んで下さる方のこころに触れることがありますように。