秋の虫
きょうは十月二十一日、長月九日。
七十二候は51候「寒露 末候 蟋蟀在戸(こおろぎとにあり)」です。
夜、ベランダ越しや台所の横から虫の音が聞こえてくると
その清かさが嬉しくなります。
今夜は、十三夜の月です。
栗名月とも、後の月ともいわれます。
今年九月二十五日の中秋の名月(十五夜)を愛でた方は、
今夜の「後の月」の十三夜の月を、ぜひ見上げてくださいませ。
中秋の名月を愛でた方は
必ず「後の月」の十三夜の月も愛でるのが、習わしとされています。
また、オリオン座流星群の活動がピークを迎えるそうです。
興味のおありの方は、どうぞ暖かくして鑑賞ください。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181017-00005948-weather-soci
先日、あべのハルカス美術館で開催中の
『太陽の塔』に行ってきました。
http://playtaro.com/harukas-taro/
1970(昭和45)年、当時は小学4年生でした。
日本万国博覧会へは、学校の遠足で一度行きました。
太陽の塔には入りませんでした。
岡本太郎氏(1911 - 1996)については
「芸術は爆発だ」という言葉位しか覚えがなく、
詳しくは知りませんでした。
今回、この展示を見て深い感銘を受け
もう失われてしまっている展示物を大変惜しく思いました。
また、パリ大学にて本格的に民族学を学ばれていたことも知りました。
太陽の塔は3層になっていて
「地下」は「生命の神秘」
「地上」は「現代のエネルギー」
「空中」は「未来の空間」
と、それぞれのテーマにそって展示されていたそうです。
太陽の塔の地下展示〈いのり〉の世界から集められた
多数の仮面や神像の呪術的な気配は
以前、『追悼水木しげる ゲゲゲの人生展』で見た
水木しげる氏の、仮面等のコレクションを思い起こさせました。
今回の展示パネルで
【「芸術は呪術である」(1964年2月)と宣言した。
太陽の塔は岡本太郎が仕掛けた壮大な呪術なのです。】
とありました。
現在、太陽の塔は内部が再生され
予約制で見学できるようになっています。
https://taiyounotou-expo70.jp/
時代が追い付いてきたのかもしれません。
私は、個人的には
「地上」展示の、『世界を支える無名の人々』に
こころを打たれました。
そう…わたし達一人ひとりが
この世界の細胞として生きている
大切な存在なのです。
参考)「神秘日本」角川文庫
あべのハルカス美術館『太陽の塔』展
「見える世界と見えない世界」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/61945/
「十三夜(後の月)(2017-11-01)」
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/2862654/
「予防の更に向うにあるもの~七十二候から~(2013-02-28)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/34861/
コラム一覧 :The Sence of Wonder
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=1100
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