陰中の陰 ~冬至によせて~
日差しに春の気配を感じるようになってきました。
きょうは平成三十年二月二十日。旧暦では睦月五日です。
昨日から二十四節気は「雨水(うすい)」(~三月五日)になっています。
七十二候は4候「雨水 初候 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」。
雪が雨に変わりはじめ、その雨が土が潤うころになりました。
平昌オリンピックが日々感動を届けてくれています。
『全世界の人たちが平和の精神のもと、スポーツで手をつなぎ合おう』
フィギュアスケート羽生結弦選手の金メダル2連覇のニュースは、
瞬く間に広がり、世界中で大きく報道されました。
オリンピックを前にした11月に怪我をし、回復具合が不明だったため
応援されていた方の喜びや感動は、より大きなものとなりました。
ゆかりの神社へ沢山の人が、その回復を願って参拝・絵馬の奉納されていました。
その報道に触れたとき、人のために祈れる人の多いことに胸を打たれたのでした。
そんな神社の一つが、神戸市東灘区の弓弦羽(ゆずるは)神社であったためか
その日は、神戸市内で話している人たちも羽生選手の話でもちきりで、
日本選手金銀メダルの一報は、あっという間に耳に入ってきました。
羽生選手は自身の被災の経験から、東北の方々の復興の後押しになれば、
また、応援して下さる皆さんの幸せのきっかけになれば・・・と
常に考え、言葉にもされ、行動していました。
そんな羽生選手のフリーの曲は 「SEIMEI」でした。
安倍晴明を描いた映画『陰陽師』からの選曲でした。
陰陽師の先祖は、かつて「針間物部」と呼ばれていた人々。
安倍晴明は、「都陰陽道(公家系)」の系統の陰陽師です。
(武家系として「播磨陰陽道」があります。)
陰陽師は明治期に表舞台からは消えました。
陰陽師には様々な役割がありますが、そのなかの一つに
世の中の 【陰と陽のバランス】 をとることがあります。
いま、世界は災害・人災など 【陰】に傾いています。
羽生結弦選手が、
「SEIMEI」の曲にのって金メダル2連覇を成し遂げたとき
世界中に 【陽】をもたらしたと感じました。
「ありがとう 2(2017-09-20)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/62334/
「ありがとう(2017-08-22 )」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/62024/
「 聞し召す(きこしめす)(2017-02-05)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/60223/
「生きる気持ちが減る ~気が枯れる~(2012-12-26)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/33333/
『新生活の始まり~ことばから解ること~(2014-04-01)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/43438/
『播磨陰陽師 尾畑雁多氏(2010-10-10)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/13773/
コラム一覧 :言葉(ことのは)
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=1726
コラム一覧 :陰陽五行
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=1141