平時に備えを
2月14日(日)、久しぶりにタッピングタッチ体験会で
タッピングタッチを知っていただく機会がありました。
今回は、地域包括支援センター布市福寿苑様主催の家族介護教室でした。
地域住民の方や介護をされている方へ、定期的に家族介護教室を開催されています。
時間は14時から15時半までの1時間半。
1時間程度の体験の後、お茶とお菓子を頂きながらの懇親会でした。
介護をされている方や、ボランティアをされている方(50~80代)16名と
職員2名の18名の参加でした。
今回の体験会は以下のようにさせていただきました。
①タッピングタッチの簡単な説明と、タッチのバリエーションの説明&体験
②基本形のデモ
③相互に基本形の体験
④横になっている方へのタッピングタッチのデモ
の手順で進めました。
説明の段階から、皆さま自然に手が動いて自分に触れたり、
隣の方に触れられていました。
デモの背中を貸してくださった職員の方は、「何ですか、この気持ちよさは」
と感激され、「一瞬寝ていたようだ」ともおっしゃられました。
基本形の相互体験は、しっかりとした肘置きのある椅子のため
無理なく触れられる範囲で体験していただきました。
介護をされている方と、受けておられる家族の方も参加されており
する方は”しんどい”とおっしゃるかたは、職員の方に交代してもらいました。
最後に、フロアにヨガマットを敷いてもらい
参加者の中から希望の方お一人に横になっていただき、説明をしました。
コートやクッションを使って、受ける方が楽になるように
そして、する方もしんどくならないように伝えました。
そのころには場がなじんで
日々、介護をされたり受けておられる方々ですので、
どこにクッションを置くと楽だとか、
そこでこうやって力を抜けば良いとか・・自然に声が上がりました。
感想は、以下のようなものがありました。
・こんな優しいタッチははじめて。
・力を入れないのに、こんなに楽になるのですね。
・家に帰って、さっそくやってみます。
・とてもあたたかくなりました。
・頭がきもちいいです!
・する方も疲れないのがよい。
・もっと早く知りたかった。→入院していた家族にしてあげたかった。
「入院していた家族にしてあげたかった。」
この感想はお二人からお聞きしました。
詳しくお聞きしてみると、どちらも同じ内容でした。
「入院中にマッサージしてほしいといわれて、普通に力を入れてグイグイやりました。
でも、気に入らなかったようで”もういい!”と言われたのです。
こんなふうに優しく触れるやり方を知っていればよかった。」
今回は3名の職員の方の立ち合いでした。
会終了後、職場でのケアとして、体験されていない職員の方と
シェアしてくださるようにお願いしました。
会の終了後、担当の方と認知症ケア用DVDに添付されている資料に基づき、
職員の方の疲労についてお話しさせて頂きました。
「まさに、そうなのです。疲れてくると優しくできないのです」とお聞きしました。
今後も継続して、センター内でタッピングタッチを喜んでいただけると嬉しいです。
支援者の方の疲労については
必要と思われるところに伺った折には、少しでも、お話しさせています。
自分も大切にしてあげることは
周りも大切にしていくことに繋がっていきます。
セルフケア、大切です。
ご縁の繋がった場所へ、お伺いしております。
また、
4名以上のご参加がある場合、出張基礎講座も承っております。
お問い合わせください。こちら↓
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/inquiry/personal/
【タッピングタッチとは⇒タッピングタッチ コラム一覧】
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