福々しい
通りががりの、ちょっとした手助けに
ご年配の方々は「ご親切にありがとう」と返してくださいます。
それを聞くたび、こころにぱっと灯がともる気がします。
そして
自分がちゃんと言葉をつかえていないな・・・と反省します。
つい「どうも・・」とか「すみません」で済ませてしまうことが多く
「ありがとうございます。」と言えても、その前に「ご親切に」まで付けられない事が多いです。
「ご親切にありがとう」と普通に返せるのは
長年身に染みている言葉になっておられるからなのですね。
日本は、言葉にせずに察する、ということも大切にしてきました。
けれどもそれは、生まれ育った場所が近かったり、似た文化の間では可能でも
それらが異なると、理解のためには、やはり声に出す言葉は大切になります。
美しい日本語に出会う度、言葉遣いに注意をはらわなければ・・と思いを新たにします。
日本語は、表現が繊細で難しい言語であると聞きます。
そしてそれを使いこなしている事を、誇りに思ってくださいとも言われました。
古来より、日本では言葉にも魂が宿るとしてきました。
言霊のにぎわう美しい日本です。
言葉によって、人も自然も褒め称えてきました。
逆に、言葉によって「咒(しゅ・のろい)」もかけてきました。
汚れた言葉で、まわりに「咒(しゅ・のろい)」をかけていませんか。
今日は、陰中の陰の冬至です。
転じて、陽の始まりでもあります。
太陽の力が復活する【年の始点】とも考えられていました。
美しい言葉をはなし、呼吸を整え、姿勢を糺して
新しい年を、歩んで行きたいものです。
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『陰中の陰 ~冬至によせて~ (2011-12-22)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/24398/
『冬の過ごし方(2009-11-07)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/4563/
『フィルターの色(2010-05-25)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9816
『事実は何か? 『logic』 vs 『fantasy』 (2011-06-05)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/20334/
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