フィルターの色
近所に住んでいる方たちの事を、どれくらい知っていますか?
顔はよく見るけれども、名前を知らない人もいますね。
子どもの頃・・といますか、田舎に住んでいたころは
先祖代々住んでいる所なので、そんなに人が入れ替わるわけでもなく
幼いころから見なれた近所の人たちで
ほとんど知った人たちと暮らしていました。
近所の人たちと顔を合わさなくなったり
どこの誰なのかも分からなくなったのは、いつからだろう・・と記憶を辿っていました。
近所に、どんな人がいて、どんな事情があるか・・とか
今は、私もほとんどわかりません。
以前は近くの交番の方が、数年に一度家族調査?に回って下さっていましたが
個人情報保護の関係か、来られなくなりました。
毎年11月は「児童虐待防止推進月間」ですが
痛ましい事件を受けて、疑わしきも通報・・となりました。
隣に住んでいる人にも会ったことがない、家庭内の事情も解らない状況では、
そのような形になるのも、致し方のないことだと思います。
また、後のことを考えれば、気まずくなるのも困るし
多少のことは、我慢・・という事にもなりがちです。
けれども、我慢しすぎると
他人の家の事情は分からないまま、怒りをぶつけてしまうこともあります。
先日紹介した、保護犬を試しに預かっておれれる方も
明け方のその犬の鳴き声で、厳しい苦情をぶつけられたようでした。
その方は、そのことに対して相手の方の心情を慮られ
自身も反省し、客観的に専門家の方々に意見を求められたりもされていましたが
とてもお辛い思いをされました。
その犬が落ち着くように、アロマやハーブも用いられ
カサカサの肉球にクリームを塗ってあげたり
昼間だけではなく、夜明け前にも毎日散歩に連れて出ている様子を知っていたので
虐待をしているのではないか
散歩も連れて行っていないのではないか・・などは
私のこころも、しゅんとさせました。
他人の家庭の事情のことは、外からだけではわかりません。
阿吽の呼吸で解り合えたのは、
同じ地域で似たような考えを共有していた人たちが暮らしていたからで
関係の薄い様々な人が住むところでは
それを補う言葉等が必要になります。
情報機器がどんどん発達、発展して、遠くの人とも繋がれるようになりましたが
近くにいる人たちとの、直接の交流もとても大切だと思います。
『時間の構造化(ストローク)4 雑談 (2010-12-20)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/15783/
『井戸端会議のススメ*ストレス解消法3*(2010-04-30 )』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9161
『保護犬~基本的信頼感~ (2012-10-09)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/31228/
『児童相談所全国共通ダイヤル(2010-05-05)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9263/
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