重陽の節供(菊の節供)
私たちはいま、
連綿と続く命の連鎖のバトンを受け取ってここに存在しています。
そしてそれはまた、自分の両親や祖父母達の遺伝子を繋いでいることでもあるのですね。
自然界の動植物を見るとそれは、その種を残すための命の営みのように思います。
お盆に先祖の霊を迎え、また今年はことに初盆になる方々に特別な思いを感じる年です。
今存在していることは、両親の「先天の精」をいただき
その生まれてきた命の継続・成長発育は、飲食=「後天の精」により支えられています。
飲食の養生は、健康を保ち病気を未然に防ぐために重要な役割を果たしています。
中医学の一部である食養生の理論は、改めて自分も自然の一部であることや
取り巻く環境とどうかかわっているかを考えるヒントをくれます。
例えば、食材の組み合わせ(配合)には次の4つのパターンがあります。
1)よい食材の組み合わせ
効能の似ているものを組み合わせることで、相互作用により効果を高めることができる。
2)副作用や毒性を抑制する組み合わせ
効果を持つ一方で、多少の副作用や毒性を持つものを
組み合わせによって、抑制・減少、取り除くことができる。
3)わるい食材の組み合わせ
本来持っている効能が、一緒になることで低下・抑制、破壊することがある。
4)最もわるい食材の組み合わせ
この配合は【禁忌】・・実際には日常にほとんど見られない
組み合わせることによって、毒性や激しい副作用がでる。
個々には効能のあるものであっても、このように左右されます。
人と人、人と環境との関係にもあてはまるところがあるのではないでしょうか。
『よく噛んで食べる (2010-07-27)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9926/
『精〈せい〉(2010-07-21)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11475/
『食べ物は“薬”(2010-10-20)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/14030/
『整体観〈全体観〉(2011-03-11)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18074/
(参考:『食養生講座テキスト』 神戸中医美容整体学院)
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