ライフサイクル (レビンソンから)
発達段階の第七期は、成人期 40~60歳中頃です。
この時の重要な関係の範囲は、
(分担する)労働と、(共有する)家庭です。
そして、この時期の心理課題は『生殖性 VS 停滞性』です。
バトンタッチされる時期となります。
縦の関係の中で、親や指導者となることを受け入れていきます。
次の世代を育てるための指導等をしていくことを通じて、社会を前進させて行こうとします。
しかし一方で
次の世代を育てることに関心が持てない、自分自身も停滞し、やる気が低下することがあります。
先が『生殖性』、後が『停滞性』です。
この両方を行き来し、バランスを取り、乗り越えて課題を獲得します。
この発達段階の課題を獲得することで得られるGiftは『世話(care)』です。
人の世話をすることが、同時に自分自身を成熟させることになります。
年代的に、家庭内において役割の様々な課題が出てきます。
この時期は人生を振り返り、アイデンティティの問い直しの時期でもあります。
ユングも経験した『40歳の危機(ミドルエイジクライシス)』、
そして思春期の未解決の問題が再燃します。
また、「あの時~していたら・・・」と過去に獲得しなかった生き方
選んで来なかった人生の背後にある、もう一人の自分について考えます。
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『発達理論1(2010-07-08)』
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『基本的信頼VS不信〈エリクソン発達理論・乳児期〉(2010-08-06)』
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『自律性VS恥・疑惑1〈エリクソン発達理論・幼児期前期〉(2011-05-23)』
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『自律性VS恥・疑惑2〈エリクソン発達理論・幼児期前期〉(2011-05-24)』
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『自主性VS罪悪感〈エリクソン発達理論・幼児期後期〉(2011-05-25)』
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『勤勉性 VS 劣等感〈エリクソン発達理論・学童期〉(2011-05-26)』
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『臨界期(critical period)~危機を克服する過程~(2011-05-27)』
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『同一性 VS 同一性の混乱1〈エリクソン発達理論・青年期〉(2011-05-29)』
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『同一性 VS 同一性の混乱2思春期前期〈エリクソン発達理論・青年期〉(2011-06-09)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/20066
『同一性 VS 同一性の混乱3思春期後期〈エリクソン発達理論・青年期〉(2011-06-10)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/20439
『同一性 VS 同一性の混乱4青年前後期〈エリクソン発達理論・青年期〉(2011-06-11)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/20453
『親密 VS 孤立〈 エリクソン発達理論・前成人期 〉(2011-06-14)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/20539
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