震災孤児たち。
昨日、子どもの行事で出かけていました。
ホールを借り切っての舞台演技で、
2階席はビデオ撮影するために保護者のみに開放されていました。
開演時間が迫り、会場内が暗転した瞬間に
ビデオ撮影の用意をされていた保護者の方が一斉に
緊張して撮影準備に集中される後ろ姿を見て
胸に湧きあがる思いがありました。
日曜日でしたので、撮影されるその殆どはお父さんで
休日の一日を、子どもの為にこうやって集まり
我が子の姿を収めようとするその後ろ姿に
子どもに対する愛情があふれていました。
不思議ですね・・・そういうのはどうして後ろ姿から感じるのでしょう。
人が人と出会い、家族となり
そこからまた新しい命が誕生し、家族ゆえの愛情が育まれます。
そしてその中で得た愛情と信頼感をもって人と出会い
見聞する世界を広げて行きます。
最初は家族の中に居場所を確保したまま、試しに出て行きます。
やがて、その確保がなくても自分一人で生活できるように成長していきます。
その時、家族の中で育んだ根っこが、後の人生を支えてくれます。
そしてまた、いつまでも家族は特別の縁のものです。
親が子を思い、子が親を思うことに変わりはありません。
それはこの度の震災の後の人々の行動を見ればわかります。
先ず思うのは『家族は無事か!?』でした。
ひとつ一つの家族の幸せが
地域の、日本の、世界の幸せの基本になっているのですね。
そして、そのなかに未来に繋がるいのちがあるので
『次世代の子どものために・・』と
今住む世界を、より良いものにしようとする思い
今ある素晴らしいもの、かけがいのないものを
大切に守ろうとする気持ちが生まれてきます。
『基本的信頼 VS 不信〈発達理論〉(2010-08-06)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11994
『人生の下書き(2010-05-18)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9632
『グループの形(2010-10-05)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/13641
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