震災孤児たち。
春に目覚める大地の美しさ
緑が芽吹き、蕾が膨らみ、彩りを添える花たちが咲き始めました。
春の日差しの中で、それらを眺めていると悲しみの湧いてくるこの春です。
改めて
津波にさらわれた町々が復興し、美しい春の訪れの来る日を願わずに居られません。
今年はどうしても水仙を見ると思いだします。
焼け落ちた菅原市場(神戸市長田区)に美智子皇后陛下が立向けて下さった、水仙の花。
自ら皇居の庭で摘んできて下さったとお聞きしています。
あの頃、失声症の回復期の皇后陛下がなんども、何度も
手話で『がんばって』と励まして下さった姿が忘れられません。
阪神淡路大震災の時、二週間後の1月31日に両陛下は神戸をお見舞いくださいました。
天皇陛下は先月3月16日、
東日本大震災の被災者や国民に向けたビデオメッセージを発表されました。
そして30日には、両陛下は避難所になっている東京武道館をお見舞いされました。
瓦礫に立向けられた花。
先日、瓦礫の中に菊の花が供えてある映像が流れました。
通りががった方が、
「わたしたちも早く花を供えられるようになりたい。まだ、何も見つかっていない」
とおっしゃっていました。
まだ、被災地では花は売っていないので外から持ち込まれたものだろうということでした。
http://www.youtube.com/watch?v=K9pKYKJy-fQ&feature=related
改めて、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。