救援者のメンタルヘルス 

椎結子

椎結子

テーマ:メンタルヘルスとセルフケア

被災者の方の被害状況、被害の様子などは早くから報じられてきました。
援助する側のことはなかなか報じられませんでした。

現場に入られた国内外の救援隊の方々・自衛隊。

特に被災地では自らも被災者である地元の消防団、自治体職員の方々。

あるいは現地の介護施設等で働いている援助をする立場の方々。

福島原発で作業されている方々・・・。


医療関係に災害派遣されている方が、廊下で毛布一枚敷いた上でジャンバーを掛けて
眠っておられる写真がありました。

自衛隊の方が、腰まで水につかっての捜索・救援活動
炊き出し、お風呂の準備、自分たちは温かいものを食べることも、入浴することもありません。

原発で作業されている方は非常食1日2回と報じられました。


それぞれの方の、使命感と責任感で今、支えられています。

阪神淡路大震災の時もそうでした、
多くの方が昼夜を問わず懸命の復旧活動をされました。

そして、多くの方がなくなられました。

救援者が【二次的被害者】になることがあります。

【バーンアウト(燃え尽き症候群)】することもあります。
  長期にわたり、人を援助することに過度に打ち込むことで、極度に心身が疲労し
  感情の枯渇などが生じます。自己評価の低下・無力感・欲求不満などが生じる。


厳しい環境の中での長時間の救援活動、重圧、不全感・・多くの要因があります。

救援者にもその日ごとのストレスを癒す必要があります。
共有できる者同士の集団でその日の終わりに話し合い、心情を話すことが必要です。

個々に応じたケアの方法を、日頃から持つことも大切です。


『バーンアウト〈燃え尽き症候群〉(2010-09-19 )』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11681



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http://yu-cocoro.com/

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椎結子
専門家

椎結子(心理カウンセラー)

Yu-cocoro office

ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

椎結子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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