青い自殺者
先日の「こころのケア」シンポジウムのパネルディスカッションの中で
児童虐待についての現状をもっと知ってもらいたいという提言もありました。
子ども家庭センターに持ち込まれる件数は日々増加し
今、児童相談所は機能破綻しかかっている。(既に破綻か?)
「48時間ルール」(通報から48時間以内に安全を確認する)だけで手いっぱいであり
それが保護率の低下を招いているということでした。
そのため、市町村等が初期対応をするようになっているが
それにも様々な問題が起こっているそうです。
そんな中で、まずわたし達は
【出来る事をまずやっていく】必要が話されました。
家族の形態が『核家族』から『家族の個人化』へと変わってきた中で
子育てが孤立化し、虐待は誰に起こっても不思議ではない状態になっています。
そんな中で『わたしは、一人ぼっち』と思いながら子育てしている人が
虐待に至る前に、相談できる第3者の存在が必要であり、
そしてその存在は、その悩みに寄り添い
『一緒にため息をつける関係』であることだということでした。
地域や社会の中で子どもを育てていくという意識を持つことで、
今すぐ何か出来ることがあるのではないかということでした。