通信手段

椎結子

椎結子

テーマ:日々徒然に


きょうは一日メール対応に追われていた日でした。

考えてみると、通信手段の変化というのは大きいです。


再放送や、懐かしいドラマを見ていると

服装や眉の太さだけではなく、電話機の変化に時代を感じます。


電話のない時代から、

何軒かに1本の電話線を共有していた時代を知っています。


当時の長電話を諫める言葉は

「○○さんの家が、電話を使えないから長電話したらあかん」

でした。

共同線の相手の家が使っているときに

受話器をあげると、そのまま普通に話が聞こえました。


その後、一件に一回線になると

「電話代が高いから、早く切りなさい」

なかには

「かかってきた電話はいいけど、かけた電話は早く切りなさい」

というのもありました。

玄関やリビングで周りを気にしながら話していたころです。


その後、コードレス電話が出来ると場所に縛られなくなりました。


やがて親子電話が出来て、リビングと子ども部屋のようになってくると

公然と部屋にこもって長電話が出来るようになりました。

それでもまだ、電話をしていることは

他の家族も知ることが出来ました。


携帯電話の出現、普及によって

電話は管理しにくくなりました。

本人だけに直接連絡が取れ、他の者には分かりません。


更にメールが広がると

こちらの都合のいい時にとりあえず送信して

受信者も都合のよいときに読むことも出来ます。


しかし電話で話せば、数分で済むことが数十分必要になったりします。


会えば瞬時に理解できることも、電話では長時間必要にあることもあります。


先日の奄美大島の大雨の時

「一番困るのは、(携帯)電話が通じないことだ」

という声が多かったと思います。


電話やメールがない時代

今となってはどのように連絡をとっていたのだろうかと思います。


けれどもその頃の方が

もっとゆったりのんびり過ごせていたようにも思うのですが

どうでしょうか。

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椎結子
専門家

椎結子(心理カウンセラー)

Yu-cocoro office

ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

椎結子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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