妊娠・出産による体内の浄化
きょうは立冬。
暦の上ではきょうから冬になります。
冬の主気(しゅき)は【寒(かん)】
普通の状態でいるときには、体に影響を及ぼしましません。
しかし、体の抵抗力が落ちていたり、
それを上回る強さになった時
寒邪(かんじゃ)という陰性の邪気(じゃき)になって侵入し発症します。
夏の間に、充分な陽気を蓄えておくことで
陰性の邪気に対する抵抗力がつくのですが
今年の夏の気候は強すぎました。
そのために、体力の消耗が激しく
疲れが回復しないままに今に至っている方も多いと思います。
寒邪は風邪(ふうじゃ)と合わさり、
風寒邪(ふうかんじゃ)となって体に侵入します。
その時の入り口になる穴(ツボ)があります。
【風門(ふうもん)】
*上背部、第二胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1.5寸
風邪(かぜ)の引き始めに、ぞくっ!とする背中のあたりです。
このあたりを、カバーすることが
風邪の予防にもなります。
また、【蔵(ぞう)】の季節でもあります。
来るべき春に向けて、様々なことを蓄え準備するときです。
次の季節は、前の季節の過ごし方によって変わります。
特に、春(立春)のスタートは大切です。
日々、養生してお過ごしください。
『冬の過ごし方(2009-11-07 )』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/4563
経穴部位参考
『WHO/WPRO標準経穴部位(日本語公式版)』(医道の日本社)