重陽の節供(菊の節供)
きのうに続いて、暮らしの中の言葉から・・・
これは関東の知人に教えてもらったので、関西では馴染がうすいかもしれません。
わたしも数日前まで知りませんでした。
『風邪は、悪戯子鬼が首筋の隙間から背中へかけて悪い風を吹き入れるから風邪をひく!!
だから襟元はいつも暖かくしていなさい!』
実は一人、感動してしまいました。
なぜなら、風邪(かぜ)の邪気(じゃき)である風寒邪(ふうかんじゃ)が
体内に侵入する穴(ツボ)が、そのあたりにあるからです。
その穴は【風門(ふうもん)】
(上背部、第2胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線上の外方1.5寸)
風邪(かぜ)のひきはじめに、背中がゾクッとするのが
丁度このあたりです。
ここ数日来、急に涼しくなって着るものの用意が追いついてない方も居られる事でしょう。
とりあえず、首筋・背中を冷やさないように何か一枚はおって下さい。
【風(かぜ)は百病の長(おさ)なり】といわれ、邪気の筆頭に挙げられます。
それは風邪(ふうじゃ)は、単独行動のことはなく
他の邪気を伴って体内に侵入するからです。
そして【四季に風(ふう)あり】ともいわれ、一年中存在します。
また、外からだけではなく身体の内部からも発生することもあります。
『雷様がへそをとる~暮らしの中の言葉①~(2010-09-26)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/13381
(参考:『中国伝統医学 入門編』 神戸中医美容整体学院
『WHO/WPRO標準経穴部位(日本語公式版)』 医道の日本社)
〈中医学 38〉