『和ろうそく作りのプロ』松本さんにお会いしてきました^^
きのうは大荒れの天候の中、奈良県香芝市に出かけておりました。
目的は、林 博章(はやしひろあき)先生の講演を聞くためでした。
林先生は、徳島県在住の県立高校の社会教諭でいらっしゃいます。
その傍ら、1997年より古代阿波の歴史研究に着手され
これまでに、以下の3冊の本を出版されておられます。
『日本各地を開拓した阿波忌部の足跡~安房国編~』 (2006年4月)
『日本の建国と阿波忌部』 (2007年6月)
『倭国創生と阿波忌部』 (2010年7月)
今回の講演は、『倭国創生と阿波忌部』出版記念講演会でした。
ある縁ある方から、いく度もお話をうかがっていた林先生。
徳島に出向かないとお会いできない先生に、
何とか自力で行ける場所でお会いできるまたとないチャンス!でした。
講演の題目は、『倭国創生とモモソヒメ~阿讃連合の成立とヤマト王権の誕生~』でしたが
折しも、9月17日に邪馬台国の最有力候補地とされる奈良県桜井市の纏向(まきむく)遺跡で、
卑弥呼の祭祀のものと見られる約2000個ものモモの種が発見されたと発表されました。
モモソヒメこそが卑弥呼ではなかったかとの説が数多く出されているそうで
運命的なものを感じずには居られませんでした。
わたし自身はあまり、歴史に詳しくなく
ましてや四国のことはよく解らない地理にも疎い者です。
そんな私でも、阿波国(徳島)が近畿を向いて文化を伝えていったことや
そのことがヤマト朝廷の誕生に関わっていること
そして現在も続く、天皇家の大嘗祭に献上される麁服(あらたえ・麻)
等々の事は大変興味深いものでした。
また、各地の神々の伝承がいかに大切なものかを感じました。
はるばる東京からも馳せ参じて来られていた方もおられ
大変意義深い、貴重な出会いの日であったと思います。
上記の本等につきまして興味のおありの方は下記にお問い合わせください。
阿波歴史民俗研究会(http://www3.tcn.ne.jp/~aska/)