自立支援医療
9月21日は世界アルツハイマーデーなのですね。
調べてみると1994年9月21日に、イギリス・エジンバラ市にて世界アルツハイマーデー宣言がなされていました。
『アルツハイマー病の患者は今や世界に1500万人を数えます。
この病気は人の脳の中の、思考、記憶、言語等を司る部分を破壊します。
患者自身はいうに及ばず、家族、友人も知的機能を失った者との精神的、肉体的、経済的関わりのなかで日々戦いを余儀なくされます。
私たちは、このような患者と家族に対して、理解をもって生活の質の権利を擁護すべき支援をしていきます。
アルツハイマー病および痴呆症に至る他の諸疾患については、治療も原因も解明されておらず、
全世界の科学者による幅広い研究がつづけられています。
私たちは、アルツハイマー病及び関連の諸疾患に関する世界的啓蒙の普及を図ると共に、
地球規模での理解と把握につとめ、患者と家族への支援を推進するために努力し働きかけていきます。
ここに9月21日を世界アルツハイマーデーと定めることを誓います。』
(公益社団法人 認知症の人と家族の会のページより引用させていただきました)
認知症という言葉は知っていても、実際色々な症状があり、それぞれはよく解かりません
物忘れとの境目はどこなのだろう・・と思うことがあります。
「何を食べたかを忘れているのは、もの忘れ。食べたことを忘れるのが認知症。」
と、何かの授業で聞いた記憶があります。
まず、どこに相談したらいいのだろう?と思う時は新しいところを探していかなくても
とりあえず、かかりつけのお医者さんへ相談して見るとよいのですね。
20歳前後の頃、大好きだった祖父が、どんどん認知症でかわっていくのを経験しました。
たまたま家族がみんな忙しくなって、話をする時間がなくなり
碁仲間の和尚さんも亡くなられた後で
祖父は一人ポツンと庭で日向ぼっこをすることが多くなりました。
最初に家族が少し変かな?と思ったのは
お風呂を空焚きした時でした。
火事を出すといけないからと、風呂焚きを任さなくなると
一気に進行しました。
いつも自己管理のしっかり出来る、矍鑠(かくしゃく)とした祖父が変わっていくのを見ながら
歳をとっていくのはこういうことなのかと思ったのでした。
今は、病院で認知症の検査をして調べることが出来、
アルツハイマー型認知症には、症状を遅らせる薬があって
早目に服用するほど効果は期待できるということ。
孤立しないことも大切ですが、情報を持っていることも必要ですね。
☆認知症の人と家族の会(電話相談)
1980年結成。介護経験を持つ会員による同じ立場での相談。
0120-294-456 月~金曜日(土日祝を除く) 10:00~15:00
☆介護支え合い電話相談(厚生労働省の助成を受け、2000年10月2日からスタートした事業)
介護経験や、専門的スキルのある相談員が対応。
0120-070-608 月~金曜日(土日祝・年末年始を除く) 10:00~15:00
『介護うつ(2010-09-20)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11556