「偶然は準備した者に微笑む。」
重陽の日のセミナーには
完全オリジナルの絵柄の絵ろうそくを作ってお渡し致しました。
このような機会を通じて、本当に良いもの、日本の伝統的なものを
たくさんの方に知って頂きたいと思ったからです。
そして、ご縁の繋がりを大切にしたいと願う気持ちからでもあります。
右側は「菊慈童伝説 」にちなんだ絵柄です。
菊慈童伝説とは・・・
周の穆王に仕えた慈童は過ちを犯したため、虎狼が充満する酈県山(りけんざん)に流されてしまいました。
王はこれを哀れみ、「法華経」の二句を授け、毎朝これを唱えるようにといいました。
慈童は忘れぬようにと、仮小屋の側に生えている菊にこの句を書きとめたところ、
この菊に溜まった露が下の流れに落ち、谷川の水が「天の霊薬」になりました。
慈童がこの水を飲むと天の甘露のように美味で、虎狼も恐れて近づかなくなり、
しかも慈童は不老不死の長寿を得て、800年余り経っても尚少年は童顔であった。
魏の文帝の時、慈童は仙術を文帝に授けた。帝はこれを菊花の盃に伝えて万年の寿をされた。
これが「重陽の宴」の始まりと言われてれています。
その水の流れと、その両脇に高貴な黄菊・白菊を配して頂きました。
左側は、「お月見」の絵柄。
月とうさぎ。秋の7草より尾花(ススキ)と桔梗。随所に金色を挿して頂いていました。
『絵ろうそく(2010-09-02)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/12763
『人生を変える出会い(2010-08-20)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/12360