土曜日の朝。
けさ、浴槽の掃除をしていてなんとなく排水が悪い気がして開けてみると
思いのほか、詰まっていました・・・
ちょっと前に掃除をしたと思うのですが、油断大敵です。
人の体の中でも、同じようなことが起こっています。
そしてこの詰まりこと、代謝が妨げられて滞ったものが病因となります。
病因とは疾病を引き起こす原因のことです。
【津液(しんえき)】は、体の中にある正常な水液(すいえき)のことをいいます。
汗や尿をはじめ、涙、唾、涎(よだれ)、涕(はなじる)も津液の一部に含まれます。
また、脳内や関節など体のあちらこちらに含まれる水分も津液です。
先にも書きましたが、津液は飲食する栄養分から作られます。
【痰飲(たんいん)】はこの津液の代謝が悪くなって、
体のあちこちで滞った病理産物のことです。
これは、津液の代謝を行う臓腑(肺・脾・腎)の機能失調により生じます。
そして、こ痰飲には目に見えるものと見えないものがあります。
この痰飲による滞りによって、痛みが生じます。【不通則痛(通らざれば すなわち痛む)】
痰飲は全身のいたるところに発生し、疾病を引き起こします。
『通則不痛(2010-05-10)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9388
『こころとからだ(2010-05-14)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9517
『五臓六腑(2010-07-19)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11477
『気血(2010-08-18)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/12290
(参考:『中国伝統医学 入門編』神戸中医美容整体学院)
〈中医学 29〉