喪失と悲しみの心理 2
最近 夢を見ることがなくなったと話していると
起きがけにまどろむ時間がないと、覚えてられないのよ・・・と教えて頂きました。
確かにバタバタ起きて、朝の用事に忙殺されていると
夢の余韻に浸っている時間はありませんね。
見てから4時間くらいなら、断片的に思いだすこともあるらしいですので
慌ただしさが去って、一息つく時間が持てればいいのかもしれません。
夢については、なんといっても
1900年のフロイトの『夢分析』が有名ですね。
わたしがフロイトに興味を持ったのも
中学生の時に買った日記帳(その頃、鍵付きなんてありました)に
簡単なフロイトの夢分析が載っていたことでした。
そこが心理学への入口になりました。
フロイトやユングは精神分析の観点から、夢の“解釈”に力点が置かれていたため
その神秘性や了解不能性により深まって来なかった経緯があります。
現在、夢は睡眠と関係があるため、ストレスとの関連で心理学の数領域で扱われます。
【健康心理学・人格心理学・生理心理学・臨床心理学】
睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠が90~100分のサイクルで繰り返されます。
夢は毎日、レム睡眠の時に見ているといわれています。
眠りについて最初の90分くらいの時のレム睡眠では
新しい記憶を反映した、1分位の夢を
起きる直前には、古い記憶を反映した3~40分の夢を見るということです。
最近、夢を見ていますか?
夢と睡眠につきましても、また機会がありましたら・・・
先の方からは 夢について伝わる興味深いお話をよく伺います。
夢殿(ゆめどの)や、そこに行くための鍵の話
夢繰(ゆめくり)など・・・
わたし達の知らない世界は、まだまだたくさんあります。
見えるものの、見えないものでこの世界は作られています。
中医学の基本の考えにも通じるとわたしは感じています。