自然の営み
児童虐待や高齢者の所在不明の報道を見聞きしながら
何故こんなことが・・・!? と思えるのは
近所付き合いがあった田舎に育ったからかもしれません。
家の周りで出会う人はみんな知っている人で
どこかのうちに、お嫁さんが来たらお菓子を貰いに行き
赤ちゃんが生まれると、みんな知っていました。
どこかのおばあちゃんや、おじいちゃんが亡くなると
近所の人が炊き出しをして、行ける人はみんなお葬式に行った。
今から思うと、本当にそれらはうまく循環出来ていたのだと思います。
若い頃は、それらの良さに気づくこともなく田舎を出ました。
学校で習わないことは、なかなか分かりません。
試験に、受験に関係のないことは
覚える価値のないこと、時間の無駄になっていないでしょうか?
地域や家庭が機能していたときはそれでもよかったのかもしれません。
日々の生活の中に、織り込まれていましたから。
お盆は、お墓参りではなくて
旅行に行ける長期休暇の方もいらっしゃるでしょう。
お仏壇やお墓の無い方はたくさんいらっしゃいます。
幸いにも、僅かなりとも知っている者は
自分ができることを考えないといけないのでは・・・と思っています。
子どもを抱えて、一人になってしまった時は
どこへ行けば、どんな援助が受けられるのか?
身内が亡くなった時は、何をすればいいのか?
今回の児童虐待で幼子が2人亡くなった事件
自分が、その母親だったら
自分が、インターフォン越しにその声を聞いていたら・・・どうしますか?
あとから、色々言うことは出来ます。
そのことを自分のもとに引き寄せて、自分だったらどうするだろうと考えることで
今の自分にも、足りなくて必要なものに気付くきっかけになると思います。
ずっと前、手話サークルで活動していたとき
聞く気がなくても、自然に聞こえてくるはなしを通じていろいろなことを知ることができる。
聴覚に障がいのある方は、その情報を手に入れられないことが不便だ。
と聞いたことがありました。
手話を習い始めの頃
ろうあ連盟の集会に参加した時、手話の分からない私はとても孤独でした。
(あえて「ろうあ」と使っております)
もしかしたら、今はみんながそのような状態なのかもしれません
周りにたくさんの人がいるのに、孤独。
あなたは今、一人ぼっちではありませんか?
『児童相談所全国共通ダイヤル(2010-05-05 )』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9263
『井戸端会議のススメ(2010-04-30)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9161
『外に出てみる(2010-05-07)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9249