重陽の節供(菊の節供)
約2千年前の中国で、自然界に存在するものたちは一体何からできているのだろうと?と不思議に思い
それらすべてのものの基本を『気』であると考えました。
古代の人々は『気』を神秘的な不思議なものと考えるのではなく
自然界に存在する全てのもの(宇宙から人体まで)を、『気』という物質で説明しようとしました。
★身の回り(宇宙・自然界)にある気
いつでも、どこにでもあって 絶えず動いています。
きまった形はないので見ることはしにくいですが、現象を通じて感じることは出来ます。
例えば 以下のようなものがあります。
『陰の気と陽の気』・・・夏の気は陽で、冬の気は陰と言うようなものです。
『五行の気』・・・木(もく)・火(か)・土(ど)・金(こん)・水(すい) それぞれのもつ気。
『天気・地気・人気』・・・世界を「天・地・人」に分けたとき、それぞれ固有の気があるという分類です。
『生気(せいき)・邪気』・・・環境変化や体の抵抗力が正常範囲のものを生気(せいき)。異常気象など人を病気にさせていまうものを邪気。
『飲食物や薬物の気』・・・旬の野菜が季節のパワーを持っているような気や、味覚に関係するようなもの。
★人体における気 ・・・は、明日に^^
(参考:『中国伝統医学 入門編』神戸中医美容整体学院
『中医学ってなんだろう』東洋学術出版社)
〈中医学 23〉