からだのケア 2 (経絡トリートメント)
中医学を学ぶようになってから
月の朔望(満ち欠け)や、季節をあらわす事柄に
今まで以上に興味が向くようになり
そして、
解れば解るほど、自然の中で営むわたしたちの生活がいとおしくなります。
今日は「新月(朔)」ですね。
月が太陽と地球の間に入って、太陽の光を月が遮り
影の部分が地球を向いているので、月の見えない日です。
太陰太陽暦においては「新月(朔)」の日は月の始まる日でもあります、
新月の日は、現在と未来を隔てる結界が消えると言われるらしく
いま、新月の日のお願いが流行っているようですね。
毎回お願いするのは大変ですが
(七夕のお願いもしたばかりですし・・・)
こころの中に、区切りを持って
さあ、今日からまた始めようという気持ちを持つきっかけになりますね。
子どもの頃、新しいものをおろすのは
『おついたち』からと言われて育ちました。
それも、午前中に。
午後に履き物をおろすときなどは竈の炭で裏を汚してからでないと・・・と言われて育ちました。
今は竈の炭がある家が、少ないですね^^
形あるものは無くなっても、幼いころに身をもって覚えたそのようなことは、こころが覚えていて
新しいものに対する、大切な思いは残っています。
今は夜も明るくて、月や星を見る生活からは遠いですが
流行りに助けられながら、自然の運行を知るのも良いですね。
特に、女性は体のサイクルが月に影響を受けますので
体をいとおしむきっかけになればと・・・思います。
〈中医学 14〉