【津液(しんえき)】と【痰飲(たんいん)】
中医学の中には五行学説も取り入れられ、関係も深いですが
五行の性質は、季節ごとの養生法にも
人生におけるサイクルにもあてはめられ、用いられています。
(四柱推命に取り入れられている部分です)
そもそも五行とは何かと言いますと
自然界に存在するものの中の、もっとも基本的な要素を言います。
それが、木(もく)・火(か)・土(ど)・金(こん)・水(すい)です。
それぞれの性質は以下のようになり、その対応する季節・人生におけるサイクルの性質にもなります。
それは良い、悪いではなくその性質にあった暮らし方をする方が
物事の流れがスムーズに運ぶということです。
例えば、冬の雪降る時にTシャツ一枚で戸外に出て日光浴する方はいませんね
そんなときは暖かくして室内で春に向けた予定を立てる方が、適しています。
そしてそれをすることの方が、春からの活動がスムーズに運びます。
日々の暮らしの中にもそれはあてはまります。
力を蓄える方が適しているときに、無理をして放出しているとエネルギー不足で止まってしまいます。
そして、そのことで次のサイクルにも支障が生じます。
季節と、こころとからだのサイクルにあった日々の暮らしができればと思います。
木(もく)・・春の主気
木々のように上方や四方によく伸び、成長・発展するという意味
火(か)・・夏の主気
燃え盛る炎のように炎上し、温かい、明るいという意味
土(ど)・・土用の主気(日本では梅雨の時期もここに含まれます)
全てのものを養い、育てるという意味
金(こん)・・秋の主気
形を変化させ、変革する、引き締めるという意味。
水(すい)・・冬の主気
潤す、下降する、冷たいという意味
また、詳しく書ける時がありましたら書きたいと思います。
過去コラムの季節の養生法は以下の通りです。
(すいません・・土用・梅雨時期が書けていませんでした。近いうちに)
☆冬の過ごし方 2009-11-07
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/4563
☆春の過ごし方 2010-04-20
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/8880
☆夏の過ごし方1 2010-05-06
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9265
(参考:『中国伝統医学入門編』神戸中医美容整体学院発行 )
〈中医学 11〉