一日の終わりに
いよいよ梅雨らしい天気が続きそうですね
雨に濡れて湿気た学生靴に新聞紙を詰めながら
昔読んだ向田邦子さんの小説の場面を、思い出していました。
確か、家に来られるお客さんの靴をそろえるのが向田家の子どもの仕事で
男性の靴と、女性の靴で揃え方が違ったこと
そして、雨の日には新聞紙を詰めていたことが書かれていたと思います。
知っているだけでも便利ですが
実際に詰めてみると、色々なことがわかります。
どれくらいの量が必要なのか、詰め方は、とりかえどきは・・
濡れ方によって、雨の降り方も、歩き方もわかります。
ただ、知識として知っているだけではそれ以上のものにはなりません
具体的に行動、体験することによって手に、身についた感覚から
また、新たなことを知ることもできるのです。
子どもの頃から実際に動いて
体の感覚として様々なことを覚えておくことは大切だと思います。
そのためには嫌々であったり、ご褒美のためではないほうが良いのでしょうね。