「ご親切にありがとう」
人はみな、自分自身の中にフィルターを持っています。
そしてそれは、またそれぞれの色を持っています。
だから、同じことばも受け取るときにそのフィルターを通過してその人の色となって受け取ります。
同じように、同じものを見聞きしてもその人の色がついて発信されます。
簡単な例では、「リンゴ」から連想するものは何ですか?
お互いがおなじ色のフィルターを持っていれば
阿吽の呼吸で話が伝わりますが
そうでない場合は、丁寧にことばをつくしたり
同じものを見聞きして、体験を重ねるといったようなことが必要になりますね
それでも、なかなかお互いの色があると思わぬ色になったりするかも知れません。
自分が赤色のフィルターを持っていて
相手が青色のフィルターを持っていると
赤色のつもりで言ったつもりが
相手の中で、紫色になっているかもしれません
それは必ずしも悪いことでないですが・・・
変革や新しいものを生み出す力になったりしますので
相手に合わせて、自分の色を変えるか
あるいは透明にするという方法もありますね
でも、それで疲れてしまったり
挙句の果てに、自分自身の色を見失ってしまうようでは
意味がありません
また、自分の色ばかり押しつけて
相手の色を大切にしなかったり、変えることを強要するのも
いい方法ではないかもしれません。
周りが、疲れきっていたりします。
各々が、それぞれの色を尊重しつつ上手にコミュニケーションを取れるとよいですね
様々な色を持つ人に、一斉に関わるような方は
誰にでもうまく伝わるように、中性的なあるいは透明に近い色で発信できるとが良でしょう。
それが難しいようなら
せめて
相手の色も大切に受け止める努力が必要ですね。