背中の目

うまさきせつこ

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テーマ:発想を変えて前向きに生きる

背中の目

「なかなか覚えられないんですよね~」

そうおっしゃる方に、自分の体をどうしたいのか
考えてもらった。
目玉で見るのでなく、背中から広い視野で
遠いところを見ながら、近くのものもその中に入るように
見てもらった。

もちろん、楽に立つためにどうするか
例えば肩甲骨を回し下げるとはどんなことか
尾骨を下げ、背骨を通すとか、骨盤幅から脚を出すとか
そういうことはやって来てらっしゃる方である。

目玉で見ている体
背中から見ている体

言葉で誘導はしているが
やってもらうと2枚の写真のように体は変化した。
覚えられないのではなく
体の中に入ってはいるのだ。
「あら~」
と、自分でもできることに驚いておられた。

盛り上がっていた肩は下がり、首は長くなり
股関節の状態も調整できて、お尻や脚の形も変化している。
体が通っているのが見える。

体が感じたことを自分自身でやってみるのに
どんなふうに通していくのか
整理がついていないだけのことである。
そういう方は多いのかもしれない。

遠方から何度もおいでいただいている方からメールを頂いた。

背中に 目
あれから考えているのですが、あれは自分の意志や願望の視線なのかなーと。
目より面積が広いので、力強い感じがしています。

その通りだ。
背中から前を見ようとすると
目玉で見ているだけでは気付きようがない感覚が出来る。
それを様々な動きも交えた時に
失わず持っておくには時間がかかるが
常に気づいたらやってみることで
次第に自分の中に定着していく。

部分の意識も必要だが、それが手をつないでくれないと
どうしようもない。
感覚を育てていくのに、意思や心の動きはやはり
大きな役目を果たしている。

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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