子供の最初の教師は親
10年前より若い体を意識して作る
十数年年前くらいの自分の体を思い起こすと・・
朝起きるのが辛く、すぐには起き上がれず
ベッドの中で、あっちを向いたり、こっちを向いたりして
何とか体を伸ばしながら、ようやく起きていた。
ベッドから足裏を床に着けると、痛くてたまらないが
時間が経つと気にならなくなる。
今思えば、足底筋の炎症だったのだろうが
それをケアすることも一切していなかった。
それでようやく起きていたが
この年でこれなら、10年20年後はどうなるんだろうと
暗い気持ちになった。
今は朝起きるのに、そんな苦労が要らない。
もちろん眠くて、もう少し寝ていたいと思う時はあるが
すっと起きられる。
以前より、体の可動域が広がり、
インナーの細かい筋肉も使えるようになっているので、新たに使えるようになった時に
加減がわからず無自覚に傷めてしまうこともあるが
それ以外は原因が自分でわからず、不安な気持ちで起きることがない。
10年以上、年を取っているのに、今の方が体が楽で快適なのは
自分の体を以前より、よく把握して
常に意識して使っているからだし、若い時よりしっかりケアしているからだと思う。
自分の体を常に意識して使っていると
微細な変化にも敏感になるので
「あっ!これはよくない兆候」と思うと
早めにケアする。
本当に辛くなって、自覚症状がはっきり出てから
お医者さんや整骨院に行く、という状況では
体へのダメージが大きく、快復に時間がかかる。
いざ!と言う時、思うようにできない、自分にとって大事な時を棒に振ることもある。
若い時は寝ていても早く回復していたから、無頓着だったのが
疲れがたまって、いろんなことを引き起こすことを経験として知ってからは
体が資本だから、今は若い時よりうんと気を付けている。
まず体を冷やさない。
真夏にサンダル履きで電車に乗るとか
肩や首を冷気から守らずにいることもない。
体が冷えたら、インナーから体を動かすことを繰り返して
冷えたままの状態でいない。
メグリズムやカイロなどは真夏でも携帯している。
(ほとんど使うことはないが)
逆に冷やすことが必要な時には、しっかりアイシングする。
わからない時は専門家に聞く。
そして・・
どこかが痛くなくても、週の大半
整骨院には行く。
普段の生活で、体の使い方を意識し、自分なりにケアしていても
漏れていくところも、微妙な変化に気づかないこともある。
信頼できるところであれば
自分の体の特性も把握してもらえるので
自分が気づいていない細かな感覚を自覚させてもらえる。
何かあった時にも、しっかりケアしてもらえる。
未熟で発展途上の自分に足りないところを自覚しているからこそ補ってもらえる。
昨年、足指を骨折した時にも
整形外科でレントゲンを撮り、処置してもらったが
その足で整骨院に行き、相談した。
普通なら固定していると、びっこを引いて歩くしかないが
それをしていると、その間に体が歪む。
舞台を3週間後に控えて、その時できる状態で踊るつもりでいたが
びっこを引いて過ごしていては、その中での最善ができないと思ったからだ。
そんな対処の仕方は教科書にもないだろうが
先生方が考えて、どこにも売っていない装具を作ってくれた。
お蔭で固定した2週間、それをつけている時には全く普段と変わらない状態で過ごし
負傷した部分にも、その他の支障のないにも負担をかけず
傍に来て、足元を見ない限り、誰にも気づかれずに
3週間後には、テーピングだけで
元々の踊りを最小限の変更だけで、本番が踊れた。
その後も痛みを感じることなく、回復はびっくりするほど速かった。
普通なら何か月も不自由を強いられる。
こんなことができたのも
常にケアしてもらい、信頼関係が出来ているからこそ
していただけることだ。
それこそ足を向けては寝られない。
自分の体を知り、それをコントロールして使うことを
日々意識して使い
それでも支障がある時には、信頼できるケアをしてくれるところを
持っておくことはとても大切なことだ。
お陰様で、自宅の体組成計による私の体年齢は28歳である。
違う体組成計だと違う数値が出ることもあるが
そちらには載らない(笑)
思い込みも時には大切ですもの・・・(^^)