体の意識も向上するが体も大きく変化する
実感と反復
ああ!これ!この感覚!
と、実感する。
自分の体と心の中に流れ込んでくる確信は
まぎれもなくこれ!とその感覚に出会えたことを
喜んでいる。
自分の中でつながらなかったものがつながった時は
そうであることが自然で、どこにも違和感がない。
大きな喜びであると同時に、そうあることが当たり前のように
体中の細胞がその感覚を受け入れている。
ところが・・
これは一度そうなったからと言って、毎回間違いなく現れてはくれない。
ほんのちょっとの状況の違いや精神的なもの
その時の調子に寄っても、「あのときの感じ」と違うことがある。
言葉や論理では解決できないものがそこにある。
「あの時の感じ」は
「ああ!これ!この感覚!」
と感じた時から、何度も繰り返し
見失ったり、また蘇ったりしながら
出会える回数が増えて、
反復を繰り返し、ようやく自分のものになっていくものである。
自分自身の試行錯誤を試み続けていると
他者からの促しや言葉に反応して
その感覚に出会える率が上がってくる。
「自分でやってみたらできなかった」
それは経験値と比例する。
「できなかった」状態も、全くお手上げ状態なのか
あと一歩のところなのか、感じられるけれども微弱な感じなのか
人によって違うが
出来る人を見たり、直してもらったり、
自分自身でああか、こうかと試してみたり・・と
それに意識を置いて繰り返すことをしていると
同じことでなくても、
ほんの小さなきっかけで「あっ!」とつかめる時がある。
自分自身の小さな繰り返しは目には見えづらく
変化の兆しは、コップの水がいっぱいになって溢れて来て
初めて実感できる。
コップの水が溢れるほど、繰り返し試行錯誤。
闇雲に練習!ではなく、意識の繰り返し。
そこに何が足りないか、キーワードはなかったか・・
細い糸を紡ぎながら
アンテナを伸ばし続けると
「ああ!この感覚!」
に、間違いなく再会する。