「ほんのちょっと」から始めましょう
「意識する」時間をかける大切さ
以前にも書いたことのある記憶はあるが
子供や若い人だけを指導してきた私が
大人の方をご指導するようになって、気が付いたら10年がたっている。
いらした方はみなどこか不具合を抱えておられ
腰が痛い、肩が痛い、腕が上がらない、股関節が痛い・・等々
具合の悪い人のオンパレードだった。
わ~(^_^;)
どうしますのん。
子供や若い人たちと同じことをいきなりできるはずもない。
徹底的に時間をかけて、じっくりやることに決めた。
絶対にそれ以上悪い状態にしない。
「痛い」を我慢してしてもらうなんてもってのほか。
だって痛いことなんて絶対やってくれません(笑)
ゆっくりじっくり、何度も繰り返し、
「忘れました~」と言われるのをまたやり直し
「うわ~!こんなん無理!」
「大丈夫!大丈夫!できる できる」
先日、アンケートをいただいて気づく。
「そう そう そう そう!」
と、4回言う、というのは自覚があったが
「怖くないからね~」というらしいのは気が付いていなかった。
どこのおやじ!?(^_^;)
汗が出た^^;
段階の進んで恐怖感を持っている人に、おそらく言っているのだが
気をつけよう。
と・・どうすれば痛みなく出来るか・・を考えながらやってきて
時間をかけて体に染みつかせていく、ということが
どれだけ大切かがわかる。
よく飽きないなと思われるほど時間をかけて
無理なく体が覚えていく過程を見ながら
自分の体がわかるようになると飛躍的に、いろんなことが出来ていくのを
嬉しく思う。
年を経てからでも、これだけ人は変化する。
若ければもっと早い。
成長期の体であれば、壊さないように体に覚えさせていく時間が
後々の飛躍のもとになると思っている。
早く早くと、体に強いたものはもちろんできるようになるが
浸透しないうちに次々入れられる栄養分は過剰になり
故障したり、体にとっては負担のかかる状態が継続し
できないことが増えてくる。
負荷をかけて強くすることも
早く身に付けることも必要なことではあるけれども
全てが早いペースで行われると、体は無理をする状態で感覚を刻まれる。
じっくり体に覚えさせる時間は絶対に必要なのだ。
自分の体の自然な状態に常に戻す。
それもテクニックである。