のど元過ぎれば
「感覚」
最近スクールカウンセラーという制度で、ある田舎の小学生の授業を参観する機会が増えています。
各学校のカラーによって様々ですが、自然に囲まれた学校ならさど身体能力も伸び伸びしているだろうと思って眺めていると、それが下半身の弱い子が多いのに驚かされます。
授業中の椅子の座り方も腰が据わっていない子たちが多く、またペンも握っていると表現したほうがぴったりする持ち方で書いています。
子どもらしくかわいく元気なのですが、どう見ても全体的に年齢に比して幼い印象はぬぐえません。
これは学齢期にある児童青年全体によく聞く見方でもあります。
発達は「運動発達」「知的発達」「社会性発達」の大きく3つに分けられますが、知的発達・社会性発達に重点が置かれすぎ、運動発達ひいては各発達のベースになる「感覚」機能が軽視されているのかもしれません。
感覚は、自分の体を正しく認識し、ボデイイメージの獲得に欠かせないものですし、それが「注意集中力」「記憶力」「感情コントロール」と関連しています。
それが大きく3つの発達にもつながっていきます。
大人になっても一緒です。五感を見直す機会になればいいですね。