始業式から1週間。不登校から脱した矢先に子どもが再び休み始めました。
2月22日はその子の最終指導日でした。
2月21日発表の公立高校推薦入試で合格したからです。
無事、希望の公立高校に合格し指導を終われるのは生徒も僕もとても幸せなことです。
帰りぎわ、その子から手紙をもらいました。
教え子から感動の手紙をもらいました
「休んだらいいやん」の心で接することが大切
不登校の子の指導で一番大切なのは「無理に学校に行かなくてもいいよ。行きたくなるまで休んだらいいやん。」という心で接するということです。
これには2つの意味があります。
1つ目は安心させてあげることです。不登校の子たちは学校に行くことに対してすごく「しんどい」思いを抱えています。この「しんどい」思いを取り除いてあげることで少しずつ心が安定し、元気になっていきます。
2つ目は関係が良くなって孤独から救えることです。不登校の子の多くは自分の「つらい気持ち」を一人で抱えて孤独を感じています。
この「つらい気持ち」をほとんどの場合、子どもは言いません。言うこと自体がとても苦痛であり、また言ってもどうせわかってもらえないと思っています。
そこで何も言わずに「無理しなくていいよ。休んだらいいやん。」と言ってあげることが、子どもにとって「理解してもらっている、大切にしてもらっている、信頼してもらっている」というメッセージとなって孤独から救うことにつながるのです。
ゲームやアニメが癒しに
二番目に大切なのは、できるだけ子どもの好きにさせてあげることです。
不登校になった子どもの多くはゲームやアニメ、動画などに多くの時間を費やすようになり、親はそこを問題視しがちですが、ゲームやアニメに没頭することは不登校から抜け出す過程の一つであり、ある意味必要なことでもあるのです。
不登校の子どもたちは大なり小なり心が傷ついて自分に自信をなくしています。それが癒されてこそ前向きな意欲や勇気が湧いてきます。
ゲームやアニメの世界に没頭し、つらい現実から離れ空想の世界で楽しむ。
それが彼らにとっての一番の癒しとなっています。
それを理解し認めてあげることがより早く不登校から抜け出すことに繋がります。
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