講演「子どもが伸びる!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」 明石市民会館
11月19日(木)は京都府八幡市子育て支援課主催の講演会「子どもも大人も自己肯定感が高まる7つの方法」でお話しさせていただきました。
新型コロナ対策として全員マスク着用、検温、手指消毒、ソーシャルディスタンス、1時間毎の換気という基本を徹底されていました。
最初にこんなお話をしました。
35歳くらいの小学校の男性の先生のお話なんですが、彼はどちらかというと優しくて人に合わすタイプなんですね。最近、よく気持ちが落ち込むことがあるようです。自己肯定感も自分は低い方だと言います。
そんな彼に僕はこう言ったんです。
「自己肯定感が低いのなら『自分なんかダメだ』と思っている子どもの気持ちもわかるんじゃないの?」
「それはよくわかります。自分もそんなふうに思うことがよくありますから。」
「気持ちがわかるのなら、その子たちの心にも寄り添うことも出来るんじゃないの?」
「はい。どんな言葉をかけてあげたらいいかとか、今はそっとしておいてあげようとか、何となくわかります。」
「だったら君はそのままでいいよ。いくら前向きになろうとしてもどうしてもそうなれない時もある。そんな時に励ますんじゃなくて『わかるよ。僕も同じだよ』とその苦しい気持ちをわかってあげることがどれだけその子の救いになることか。子どもがそんなふうに苦しんでいる時に『大丈夫やで。先生もおんなじや』と言うてあげられたらその子を孤独から救えるんちゃうやろか。」
そう言うと彼の顔がパーッと明るくなりました。
自己肯定感というのは何かに成功した時に高まるものではありません。
自己肯定感というのは失敗した時や挫折した時に「こんな自分なのに愛されている。受け入れてもらえる。」そう感じた時にこそ高まるものです。
そしてそういう関わりが出来るのは自分も同じ苦しみを知っているからです。
自己肯定感とは自信満々な心のことではなくて
「ダメな自分、弱い自分も許し受け入れる。だからこそ人も許せるし、受け入れられる。」
そういう自己受容、他者受容の心が根底にあるのだと思います。
次に子どもの自己肯定感を育てる関わり方について下の資料をもとにお話ししました。
大人の自己肯定感の高め方については下の資料をもとにお話ししました。
4、時には好き嫌いで物事を決めてみる
自己肯定感の低い人っていうのは自分の判断に自信が持てない人が多いんです。
だから人に聞いたり相談して「それでいいと思うよ」と言ってもらわないと不安なんですね。
つまり物事を決める時に他者から見てどうかという他人軸・世間軸で物事を判断したり決めたりする傾向が強いんです。
自己肯定感の高い人は自分軸で物事を決めることができるんです。
他人軸・世間軸とは、決める基準が
①みんなどうしているか
②どちらが正しいか間違っているか
③どちらが得か損か
これらは他人から教えてもらったり、自分の外側から得る情報です。
それに対して自分軸とは、決める基準が
①どちらが好きか
②どちらがワクワクするか
③どちらが自分にとって幸せか
これは自分の内面、自分の心からつまり内側から得られる情報です。
だから物事を決める時にどちらが好きか嫌いかで決めると100%自分の意思で決めたことになります。
この積み重ねで自分の心で物事を決められるようになります。
*その他一つ一つの項目について詳しい解説をご覧になられたい方はこちら。
http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/461586608.html
今回は1時間40分、自己肯定感について詳しくお話ししました。
伝えたいことは全部伝えられたように思います。
最後に参加者お一人お一人にそれぞれ違う40種類の詩の1枚をプレゼントしました。
皆さん、熱心に聞いてくださいました。
質疑応答も盛り上がりました。
また皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。
最後に八幡市役所子育て支援課の皆さん、お世話になりました。
ありがとうございました。
< リンク >
講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
https://www.kouenirai.com/profile/3820
システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm
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http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/64075/
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http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/471145150.html