和歌山県田辺市で「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」を講演
今日6月1日は午前中、加古川市立川西こども園で講演会でした。
演題は「子どもからの3つのプレゼント」。
聞いてくださるのは保護者の方約80名です。
昨年の春、4歳になった孫が幼稚園に通いだしました。
1年経った今は5歳で年長さんです。
1年前の入園式ではスモック「嫌や」言うて着てくれなかったり
最初の1週間は「幼稚園に行かない」なんて登園渋りもあったのですが、
10日目くらいからは楽しく通えるようになりました。
幼稚園に通いだしてから、
お友達と仲良く遊べるようになりました。
偏食もきつかったのですが、牛乳も飲めるようになりましたし、
ブロッコリーも食べられるようになりました。
自分から手も洗えるようになりました。
とにかく、えらい成長しはったわけです。
それと同時にすごく「甘えた」さんにもなりました。
ママに抱っこやおんぶをねだる回数が増えました。
泣いたり、駄々をこねることも増えました。
皆さんのお子さんもそんなことないですか?
こども園に通いだしてから急に「甘えた」さんになったとか、駄々をこねることが増えたとか。
これはね、いいことなんです。
そして大切なことですので、できる範囲でその「甘え」を受け止めてあげてください。
これは子どもが急激に成長している時に起こる「退行」という現象なんですね。
「退行」というのはわかりやすく言うと「赤ちゃん返り」です。
この「退行」、つまり子どもの「甘え」や駄々を受け入れてあげる。
そうすると子どもは順調に健やかに成長していけるのです。
成長する時というのは、
自分の精神年齢より上のことを頑張ってやっているということです。
そうすると、その反動として「退行」(赤ちゃん返り)が起こってきます。
そして、それを受け止めてあげることにより、
子どもは安心し、安定し、
成長するための勇気と元気をもらうことができるのです。
子どもが親に素直に甘えられる。
これは子育てにとって、とっても大切なことです。
これだけはお伝えしたいと思いまして、最初にお話しさせていただきました。
次に「親学10か条」の資料をもとに実際あった事例やエピソード、絵本などを使ってわかりやすくお話ししました。
子どもは生まれる時に3つのプレゼントを持って生まれてきます。
1つ目は「愛する喜び」
2つ目は「愛される喜び」
3つ目は「愛する者どうしが共に暮らす喜び」
どれも喜びというプレゼントなんですね。
その喜びをしっかり受け取ってお母さんが幸せになる。
それが大切なことですね。
なぜか?
幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
そうして幸せをお返ししたらいいんですね。
子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
賢いお母さんや強いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
あなたに育ててもらいたいのです。
子どもはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、
あなたのもとに生まれてきました。
ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。
だけどママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。
笑うためには許すことが必要です。
誰を?
自分をです。
皆さんにも欠点があると思います。
その欠点を責めることなく、許してください。
そして自分の欠点を許したように、
ご主人や子どもさんの欠点も許してあげてください。
そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
そうして皆さんが許しあって、笑いあって、幸せに暮らしていかれることを心より願っています。
本日は誠にご清聴ありがとうございました。
そうご挨拶したあとユーミンの「やさしさに包まれたなら」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う100種類の詩をプレゼントしました。
みなさん、大変熱心に聞いてくださいました。ありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
< リンク >
講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
https://www.kouenirai.com/profile/3820
システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm
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