奈良県ならまちで自己肯定感について講演してきました

長谷川満

長谷川満

テーマ:教育・人権講演会

 
 2月17日(日)は、絵本作家で詩人の寮美千子さんが主宰されているならまち通信社「れんぞ」に講演しに行ってきました。
 
 テーマは「あなたのままで100点満点 ~自己肯定感を育てる親子関係のつくり方~」。

 最初に私自身の子育てや教育の考え方の根っこにある『無為』ついてお話ししました。
 




 「無為」とは2500年前の老子の言葉で「はからうことなく、ありのままに、そのままに、自然にお任せしていく」という意味なのですが、老子は「無為にして為さざるはなし」と言っています。

 つまり「計らいを捨てて、自然に任せていくならば何事もうまくいくのだ」というのです。

 子育てや教育における間違いや失敗というものは大体が「やらなくてもいい余計なこと」をすることによって起こります。
 
 例えば、早くから勉強の習慣をつけようとして、管理し強制的に勉強させたら「勉強嫌い」にさせてしまったなど。

 子どもが精神的に知的に成長するのは子どもの内なる「自己成長力」が働いて、自ら学び、成長し、向上していこうとするからです。

 子どもは自ら学び成長していく力を持っているということです。

 逆に「子どもの成長を待つ」ことをしないで、親の考えで色々とさせてしまうと、自己成長力の自然な発揮を邪魔することになり、かえって子どもの健全な発達を阻害してしまうということもよく見受けられることなのです。





      無為の子育て    

   1、いい子にしようとしない
   (あなたでいい、あなたがいい)

   2、甘えを許し受け入れる
   (あなたもわたしもダメでいい)

   3、自然にお任せする
   (私には何もできません)

   4、愛や喜びや幸せを受け取る
   (私の許に生まれてくれてありがとう)

   5、自分のエゴに気づく
   (「あなたのため」は自分のため)

 
 
 そのあと下の資料をもとにお話ししました。




 
 1時間10分講演したあと、主宰者の寮美千子さんと30分ほど対談しました。

 対談の中で「子どもが不幸になってもいい覚悟」を持つことでやっと子どもへの口出しをやめることができたことなど自分の経験談も交えながら、お互いの考えを語り合いました。
 お互いの個性が存分に出ていたように思います。
 だからこそ何かしら感じていただけたり、考えるきっかけになっていれば幸いです。
 

 講演後の懇親会では、様々な方面でご活躍の方とお話しできてよかったです。
 東京から来てくださった公文の先生や宝塚の私立保育園の園長先生、三重県から来てくださった方もおられました。

 お料理は全て寮さんの手作りで、どれもこれも美味しかったです。







 奈良県橿原市で なら中和自閉症スペクトラム(発達障がい)児の親の会にじいろの代表をされている
 岩本綾野さん

 発達障がいの子どもたちへの見方について意見交換しました。
 その子の特性や得意不得意がはっきりしていることをプラスで捉えることや安心感の大切さ、その子の良さを理解してくれる大人との出会いの大切さなど多くの点で意見が合いました。





 兵庫県宝塚市で私立保育園の園長先生をされている櫻井清美さん 




 末廣あゆ美さん、久保田正宏さん、参加いただきありがとうございました。

 山本博子さん、池田久美さん、岩田麻智紅さん、下地智子さん、いづみ福祉会の方などそのほか多くの方と知り合うことができました。

 寮さん、松永さん、本当にお世話になりました。
 心より感謝しております。



 
 参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
 感想等ございましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
 

 最後に主宰の寮美千子さんと。




 


        < リンク >

 
 講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
 https://www.kouenirai.com/profile/3820

 システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
 https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm

 教育講演・人権講演のテーマや内容については
 http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/64075/

 子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
 http://www.hariat.co.jp/ksg/

 長谷川満の見方が変わる相談室
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/448895890.html


 

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長谷川満
専門家

長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

長谷川満プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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