和歌山県田辺市で「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」を講演
11月6日(火)は姫路じばさんビルで学研教室の先生対象の研修会で講演してきました。
参加してくださったのは東は明石市から西は赤穂市、北は生野町まで約80名の学研教室の先生がたです。
テーマは「子どものやる気を引き出すプラスの問いかけ」
みなさん、親が普段、子どもにかけている言葉ってどんなものでしょう。
「早くしなさい」
「もう宿題したの?」
「何べん言ったらわかるの!」
「いい加減にしなさい!」
実は親が子どもにかける言葉の8割以上は注意、命令、禁止、叱責です。
これら上から一方通行の言葉ではやる気は引き出せません。
やる気を引き出そうと思ったら、もっと子どもと対話しなければいけません。
では、どうすれば対話できるのか?
子どもに問いかけるのです。
しかし、問いかけにもプラスの問いかけとマイナスの問いかけがあります。
資料をごらんください。
プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、親子関係を悪くします。
<子どもに対するプラスの問いかけ>
・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?
<子どもに対するマイナスの問いかけ>
・ なんで~するの?
・ なんで~しないの?
・ なんで~したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?
プラスの問いかけは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。このように感じるとき、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組んでいくようになります。
問題は、これらのマイナスの問いかけを無意識のうちにいっぱいしているということです。
まずはそこを意識化する。
自分が子どもにかけている言葉を意識化してマイナスのものをプラスに変えていく。
そうすると、みなさん自身がプラス思考、ポジティブ思考に変わってきます。
ポジティブ思考とは何か?
自分を許し、自分に優しくし、自分の気持ちを大切にする思考です。
ネガティブ思考とは何か?
それは自分を許さず、自分を責め、自分を脅し、自分を不安にさせる思考です。
それはそのまま子どもを許さず、子どもを責め、子どもを脅し、子どもを不安にさせる思考につながります。
それは決して子どもを幸せにしません。
今この思考を変えなければなりません。
どのようにして?
言葉を変えることによってです。
思考は必ず言葉に表れます。
言葉と思考は一対のものです。
子育てには本音が出ます。
子どもに言っている言葉の中に自分の本音、自分の思考が表れています。
そこを変える。
子どもにかける言葉を変えていく。
そうするとポジティブ思考に変わるだけでなく、子どもとの関係が変わってきます。
そして子どもとの関係が変わってくると子どもが変わってくるのです。
そのあと具体的な実例やエピソード、ドラえもんのお話や絵本なども紹介しながら
「自信と意欲を引き出す親子関係の作り方」をお話しました。
講演の終わりにキロロの「未来へ」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違う100種類の詩をプレゼントしました。
みなさん、熱心に聞いてくださいました。
ありがとうございます。
また、みなさんにお会い出来る機会があることを願っています。
< リンク >
講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
https://www.kouenirai.com/profile/3820
システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm
教育講演・人権講演のテーマや内容については
http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/64075/
子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
http://www.hariat.co.jp/ksg/
長谷川満の見方が変わる相談室
http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/448895890.html