講演「子どもが伸びる!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」 明石市民会館
今日は午前中、太子町立龍田幼稚園に教育講演に行ってきました。
参加してくださったのは保護者の方約18名。
テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」。
最初に詩「しあわせになるれんしゅう」を紹介しました。
子育ては「待つ」れんしゅうなんですね。
人を育てる人、スポーツのコーチや監督でも上手い人はみんな「待つ」のが上手です。
待てない人は幸運をつかむのが下手です。
「残り福」とか「残り物に福がある」て言うでしょ。
だから物事を成就したり、幸せになりたいと思ったら「待つ」ことが出来ないとダメですね。
幸せになるために大切なことは3つあります。
1つは「待つ」こと、2つ目が「許す」こと、3つ目が「笑う」ことです。
「許す」ことと「笑う」ことについては講演の最後にお話しします。
そうお話ししたあと下の資料をもとに具体例をあげながら解説していきました。
< 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
~ 自己肯定感を育てる関わり ~
1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)
2、そのままを愛する(変えようとしない)
3、子どもの善さを見る(尊敬する)
4、話を聴く(口を挟まず最後まで)
5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)
7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)
子どもは生まれるときに「3つのプレゼント」を持って生まれてきます。
一つ目は「愛する喜び」。
二つ目は「愛される喜び」。
三つ目は「愛する者同士が共に暮らす喜び」。
それらの喜びをちゃんと受け取って幸せになること。
幸せになって、幸せな中で子どもを育てていくこと。
それが一番大切なことなんですね。
なぜか?
幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
みなさん、結婚される方に「お幸せに!」と言いますね。
どうしてそう言うのでしょう。
それはこれから愛する者同士が共に暮らすからです。
みなさんはもう既に愛する子どもたちと共に暮らしていらっしゃいます。
「幸せはなるものではなくて気づくもの」
大切なのはこれから幸せになろうと努力することではなくて、
今すでに幸せであったと気づくことなんだと思います。
そして講演の終わりにこのようにお話ししました。
子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
賢いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
あなたに育ててもらいたいんです。
子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくて、あなたのもとに生まれてきました。ですから、どうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。
だけど、ママには笑っていてほしい。幸せでいてほしい。
笑うためには許すことが必要です。
誰を?
自分をです。
誰にでも欠点やダメな所はあると思います。
皆さんはそのダメな所や欠点を直すのではなく、許してください。
そして自分の欠点を許したように子どもさんやご主人のダメな所も許してあげてください。
そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
そうして許しあって、笑いあって、皆さんが幸せに子育てしていかれることを心より願っております。
本日は誠にご静聴ありがとうございました。
講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。
お一人の方にはこんな詩が届きました。
『あなたの子どもに生まれてきたわけ』
いい親になる必要はありません
子どもはそのままのあなたに愛されたいのです
なぜなら
そのままのあなたを愛しているから
いい子にする必要はありません
子どもはそのままの自分を愛されたいのです
なぜなら
それが愛するということだから
そのためにあなたのもとに来てくれたのだから
by はせがわみつる
参加してくださった皆さんありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
< リンク >
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