栃木県真岡市立真岡西小学校での講演会「子どもを幸せに伸ばすための親学講座」
7月3日(月)は午前中、加古川市立平岡東幼稚園で教育講演会がありました。
テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」。
聞いてくださるのは保護者の方83名です。
資料をもとに具体例や実例をあげながら解説していきました。
< 自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方 >
~ 自己肯定感を育てる関わり ~
1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)
2、そのままを愛する(変えようとしない)
3、子どもの善さを見る(尊敬する)
4、話を聴く(口を挟まず最後まで)
5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)
7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)
2、そのままを愛する(変えようとしない)のところではこのようにお話しました。
「そのままを愛する」とは、やんちゃな子はやんちゃな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。
それは子どもを変えようとしないということです。
そのままを愛するとは、結婚式の『愛の誓い』、あれですね。
「健やかなる時も病める時も、富める時も貧しき時も、喜びの時も悲しみの時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命のある限り、真心を込めて尽くすことを誓いますか?」
こうして永遠の愛を誓うわけですが、この世に永遠の愛なんてあるのでしょうか。
あるんですね。
親が子どもに対して持つ愛は一生変わりません。
親は死ぬまで子どものことを愛し続けます。
だったら子どもが生まれた時にこう誓ってみたらどうでしょうか。
「健やかなる時も病める時も、いい子の時も悪い子の時も、言うこと聞く時も言うこと聞かへん時も、この子を愛し、この子を敬い、この子を慰め、この子を助け、時期が来たら放してやり、その命のある限り真心を込めて育てることを誓いますか?」
その無条件の愛が子どもの意欲、向上心、生きる力を育てます。
欠点もある、ダメなところもある、だけど
「そのままの自分で愛されている」
そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しくてどんなに幸せでどんなに自信がつくことでしょう。
自信とは究極的にはただ一つです。
「自分は愛される存在である、自分には愛される価値がある。そう思えること。」
それこそが自信の根幹にあります。
それが今の、そして未来の子どもの心を支えるのです。
「そのままのあなたが大好き」
これは親が子どもに贈ることができるプレゼントの中でも最高のプレゼントです。
これこそが自己肯定感です。
そのあと絵本「いいこってどんなこ?」を紹介しました。
講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違った詩をプレゼントしました。
皆さん熱心に聞いてくださいました。
ありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
< リンク >
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