兵庫県加古川市立氷丘南幼稚園での講演会 「あなたのままで100点満点」
6月22日(木)は午前中、加古川市立別府町幼稚園で教育講演会がありました。
ちょうど去年の同じ日(6月22日)にもここ別府町幼稚園で「子どもを幸せに育てる10のルール」というテーマで講演させてもらいました。
こちらにその時の記事があります。
http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/439286566.html
今日の講演テーマは
「無為の子育て ~あなたのままで100点満点~」
聞いてくださるのは子育て中の保護者の方約70名です。
今日は最初から資料をもとにお話ししていきました。
無為の子育て
1、いい子にしようとしない
(あなたでいい、あなたがいい)
2、甘えを許し受け入れる
(あなたもわたしもダメでいい)
3、自然にお任せする
(私には何もできません)
4、愛や喜びや幸せを受け取る
(私の許に生まれてくれてありがとう)
5、自分のエゴに気づく
(「あなたのため」は自分のため)
無為の子育てとは「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていく。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。
1、いい子にしようとしない
(あなたでいい、あなたがいい)
無為の子育てとは「いい子に、賢い子に、強い子に育てる子育て」ではありません。無為の子育てとは子どもを「幸せな子」に育てる子育てです。それはまた「幸せな親」になる子育てでもあります。でも、結果的にいい子に、賢い子に、強い子に育つんですけどね。子ども自身の内なる自己成長力によって。
ところで皆さん、何が子どもの幸せにつながるのでしょうか?
実はハーバード大学で75年間にわたって卒業生268人に対して毎年、健康診断、心理テスト、聞き取り調査を行い、「人を幸せにするものは何か」という研究がなされていました。
そして2009年、長きにわたる研究成果が発表されました。
「何が人を幸せにするか?」
その問いの答えは実にシンプルで誰もが納得するものでした。
人を幸せにするもの。
それは「あたたかな人間関係」だったのです。
そしてそれは単に主観的な幸せ感だけでなく、この「あたたかな人間関係」を持っていると答えた人は、持っていないと答えた人よりも年収にして890万円も高かったそうです。
つまり子どもの幸せ、子どもの社会的自立にとって最も大切なのは子どもが大きくなって周りの人々と「あたたかな人間関係」を作れるようになるということです。
そして子どもが他の人々とそういうあたたかい人間関係を作る土台こそが「あたたかな親子関係」です。
ですから皆さんがもし子どもさんの将来の幸せを願われるのなら、こう自分に問いかける必要があるのです。
「どうすれば子どもとあたたかい親子関係を築けるだろうか?」
4、愛や喜びや幸せを受け取る
(私の許に生まれてくれてありがとう)
親になるとついつい、子どもに何をしてやれるか、何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに目が行きがちですが、本当は子どもが生まれる時に持ってきてくれた愛や喜びや幸せを受け取ることの方が何倍も大切です。
なぜか?
幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
そのようにお話ししました。
講演の終わりにお一人お一人にそれぞれ違う詩をプレゼントしました。
みなさん大変熱心に聞いてくださいました。
ありがとうございました。
今日の講演会の感想等ありましたらコメントいただけるととても嬉しいです。
またお会い出来る日を楽しみにしています。
こんなイベントもやっていますので、もしお時間がありましたら是非いらしてください。
第45回ペアレントセミナー「コミュニケーション能力の育てかた」
7月9日(土)午後2時20分~
場所:加古川総合庁舎1階「かこむ」講座研修室
詳しくはこちらを
http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/449908364.html
第2回参加型パネルトーク「子どもの心の声を聴く」
7月2日(日)午後1時30分〜
場所:加古川ウエルネスパーク
< リンク >
子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
http://www.hariat.co.jp/ksg/
不登校の子どもの家庭教師をお考えなら
http://www.hariat.co.jp/ksg/futoukou.htm
長谷川満の見方が変わる相談室
http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/448895890.html
親も子も幸せに成長していくヒントがいっぱい!
ブログ「長谷川満の親学講座」
http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/
気づきがいっぱい!子育てコラム「あなたのままで100点満点」
http://www.koushinococoro.com/magazine/kyouiku/hasegawa_100/