講演「子どもが伸びる!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」 明石市民会館
2月20日(金)は松原青年会議所で講演がありました。
テーマは「コトバは人を幸せにするためにある」。
聞いて下さるのは若い経営者の方々や、これから経営者になられる方々です。
まず最初に「ひとつのことば」という詩を紹介しました。
ひとつのことばで けんかして
ひとつのことばで なかなおり
ひとつのことばで 頭が下がり
ひとつのことばで 心が痛む
ひとつのことばで 楽しく笑い
ひとつのことばで 泣かされる
ひとつのことばは それぞれに
ひとつの心を持っている
きれいなことばは きれいな心
やさしいことばは やさしい心
ひとつのことばを 大切に
ひとつのことばを 美しく
ほんとうにその通りですね。
夫婦ゲンカなんてこのまんまですね。
「ひとつのことばでけんかして」ね、
「ひとつのことばでなかなおり」出来たらいいんですが、
そのひとつのことばがなかなか言えませんね。
言葉は人を幸せにもすれば不幸にもします。
人を幸せにするのは実は簡単です。
「あなたがいてくれてうれしい」とその存在を喜び、素直にそれを言葉にして伝えればいいだけです。
みんな人に喜んでもらいたい、人の役に立ちたい、人を笑顔にしたいと望んでいます。だから人から「嬉しい」「ありがとう」と言われたら幸せな気持ちになるのです。
皆さん、人間が一番欲しいものって何かわかりますか?
それは「自分への高い評価と感謝の言葉」です。
これほど自分の存在価値を肯定してくれるものはありません。
これほど人の心を満ち足りた気持ちにさせるものはありません。
「あなたは素晴らしい仕事をする。感動しました。」
「あなたのお蔭で本当によくなりました。ありがとうございました。」
こういう言葉を人間は一番欲しています。
だから、みんな人に認められようとして、人を喜ばせようとして一生懸命がんばるんですね。
みんな高い評価と感謝の言葉をもらいたい。
だったらですね。
それをもらう側ではなしに与える側にまわったらいいんですね。
みんなそれを欲しているわけですから、それを自分が与える。
自分が相手に対して高い評価を与える、感謝の言葉を与える。
そうすると、相手は幸せな気持ちになる、満ち足りた気持ちになる。
そしてどうなると思いますか?
あなたにもっと喜んでもらいたいという気持ちになり、あなたのために一生懸命がんばってくれるようになります。
こんな言葉があります。
「士は己を知る者のために死す」
立派な士は自分の価値を知ってくれている君主のためには命を投げ出して戦う、と言う意味です。
それだけ自分を高く評価してもらう、感謝してもらえるということは人間にとって大きな価値を持っているということです。
そのようにお話ししました。
講演の後半では「あたたかな人間関係」こそが人を幸せにし、自己実現を助け、社会的・経済的な成功をもたらすことをお話ししました。
そして「あたたかな関係をつくる言葉」を紹介しました。
「ありがとう」という感謝の言葉
「ごめんなさい」という素直な言葉
「おいしい」という幸せを共有する言葉
「つらかったなあ」という思いやりの言葉
「ようがんばったなあ」というねぎらう言葉
「かまへん、かまへん」という優しい言葉
「ゆっくりでいいよ」という待つ言葉
「どうしたん?」という気遣う言葉
「へ~、おもしろい」という関心のある言葉
「わかるわー」という共感する言葉
「そんけいしてる」という敬意の言葉
「それでいいよ」という承認する言葉
「いいよ」という許す言葉
「すばらしい」という賞賛する言葉
講演の終わりにお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
質疑応答も活発に質問して下さいました。
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