オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
人にはぞれぞれ欠点があります。
その欠点を直そうと思ってはいるのですが、気がつけばその悪いクセが出てしまっている、ということはよくあることです。
たとえば、子どもに八つ当たりするのはよくないことだと思っているのに、気がつけば当たってしまっている。子どもの思いや考えを尊重してやらないとと思っているのに、気がつけばうるさく口出ししている。
そういったものは性格でもありますので「なくす」ということはなかなか難しいものですがコントロールすることはできます。
たとえば子どもに八つ当たりしてしまうとします。
コントロールするための その1
「認める」
自分は子どもに八つ当たりしていることを認めます。
自分の中にそれがあることをちゃんと認めます。
「子どものため」とか正当化しないということです。
コントロールするための その2
「受け入れる」
今までは、それをダメなことと捉えていましたが、「あたり前のことなんだ。みんなそうなんだ。」とそれを認め、受け入れます。
「八つ当たりしてしまう」心に、「ここにいていいんだよ。私の心の中にいていいんだよ」と居場所を与えてあげるということです。
コントロールするための その3
「それが顔を出した時に気づく」
とはいえ、子どもも八つ当たりで怒られてはたまったものではありません。そこで、場面場面で「八つ当たりする」心が出てきたら、それに気づくことが大切です。
何か嫌なことがあってイライラしている時に、子どもに注意しようとしたり、叱りたくなった時に、それに気づくことが非常に重要です。
気づけたら、いったん立ち止まりましょう。
これはイライラしているから、いつも以上に早くキレそうになっているな、怒りをここで発散したくなっているなと気づいたら、注意したり怒るのはいったんやめてその場から離れます。
そしてゆっくりと自分の心の動きを冷静に観察します。
欠点は、認め、受け入れ、気づくことによってコントロールすることができます。
子どもに対する「支配欲」や親のエゴについても同じことがいえます。
まず、それがあることを認める。
それは悪いものではないけれど、それによって子どもも自分も苦しめてしまうことがあることも認める。
そして、それはどんな人にもあるもので誰も逃れることはできないのだと自覚する。
それをしっかり自覚した上で、「支配欲」や親のエゴが出てきたら、それに気づくようにする。
「ほ~ら、出てきた支配欲。子どもを自分の思い通りにしようとしているわ。」みたいな感じで。
そうすると、「あかん、あかん。もっと子どもの意志や気持ちも尊重してやらないと・・。この子の気持ちを聞いてみよう。」と自分の思いや言動が「支配欲」やエゴのマイナス面の影響を受けることが少なくなってきます。
本当は欠点もダメなところもないんだと思います。
自分や周りにとってマイナスの影響が出るのが問題なだけで、そこをうまくコントロールして欠点や支配欲と仲良くやっていく。
そしてそれが出来るようになってくると怒る回数が減ってきます。
欠点やエゴがあるのはあたり前だと思えますから、人を許せるようになってきます。
自分も許せるようになてきますから、遠慮なく好きなことも出来るようになります。
人とも自分自身とも仲良くやっていけるようになります。
ダメなところや欠点や、支配欲やエゴも含めて自分自身。
それらが全部そろって100点満点。
「あなたのままで100点満点」です。
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