講演「子どもが伸びる!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」 明石市民会館
7月4日(金)は午後1時半から岡山県高梁市有漢生涯学習センターで講演会がありました。
岡山県備北地区のPTAの方を対象に「子どもを幸せに伸ばすための親学講座」と題してお話ししました。
最初に「無為の子育て」についてお話ししました。
無為とは「はからうことなく、ありのままに、自然に」という意味です。
ですから無為の子育てとはいい子にしようとか、賢い子にしようとか、そういうはからい心を捨てて、
「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛していきましょう。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。」というものです。
そりゃあ、いい親にならなくていいなら、いい子に育てなくていいのなら、それが一番楽だろうし、幸せかもしれないけれど、それがどうして一番子どもが伸びるっていえるのか?
皆さん、人間はどういう時に最も意欲的になると思われますか?
たとえば仕事であれば、同僚と非常に上手くいっている、仲がいい。
上司からも信頼してもらっているし、大切にしてもらっている。
お客様やお得意様からも喜んでもらっている。
そういう状態であれば誰に言われなくても「仕事がんばろう」って思うでしょ。
つまり、仕事にまつわる人間関係が仕事のモチベーションに大きく関わっているんですね。
子どもにおいても、学習のモチベーションに大きく関わってくるのが、実は先生との関係、親との関係なんですね。その関係が良好であれば、子どもは学習においても、困難を伴う他の課題においても非常に前向きに取り組むようになります。
僕自身のことを振り返ってみましても、あの先生がいてくれたから今の自分があると思える先生がいますし、勉強をがんばれたのも母親が喜んでくれたからです。
結局、人間が物事に前向きに取り組んでいけるかどうか。そのカギを握っているのは自分にとって重要な周りの人たちとの人間関係なんですね。
では、どんな人間関係が人を前向きにさせるのでしょう。
それはまず第一に、嘘がない関係、ありのままでいられる関係です。
自分の弱みも見せられる関係です。
これはその関係の誠実さも表しています。
嘘がないわけですから、そこに本当の信頼関係が生まれます。
次に、いやコレの方が大切かもしれませんが、その関係に「あたたかい愛情」があるということです。
ありのままの相手を愛してるし、ありのままの自分で愛されている。
ありのままの相手を認めているし、ありのままの自分で認められている。
そう思える関係です。
つまり「あたたかくて信頼し合える関係」こそが子どもを最もよく伸ばす最大の環境要因なのです。
「いい親になろうとせず」というのは、そこに嘘がないということです。
「いい子に育てようとせず」というのは、そのままの子どもを愛している、認めているということです。
「ありのままの自分でありのままの子どもを愛していく」というのは、嘘のない信頼し合える関係、あたたかい愛情のある関係を築いていきましょうということです。
そのようにお話ししました。
では、そのような親子関係とは具体的にはどのようなもので、どうすれば築いていけるのかを「親学10か条」の資料をもとに具体例をいれながらお話ししました。
講演会に参加して下さった皆さん、ありがとうございました。
また皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています。
子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
http://www.hariat.co.jp/ksg/
不登校でお悩みなら
http://www.hariat.co.jp/ksg/futoukou.htm
親も子も幸せに成長していくヒントがいっぱい!
ブログ「長谷川満の親学講座」
http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/
気づきがいっぱい!子育てコラム「あなたのままで100点満点」
http://www.koushinococoro.com/magazine/kyouiku/hasegawa_100/
感動!心が楽になる!子育て講演については
http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/service2/