講演「子どもが伸びる!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」 明石市民会館
6月29日(日)は福井県小浜市にあります聖ルカ幼稚園に講演に行ってきました。
タイトルは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」です。
最初に『幸せ』について一緒に考えていきました。
皆さん、幸せって何で決まるのでしょうか?
お金? 健康? 人間関係?
僕は幸せは自分が今の自分を幸せだと思うかどうかで決まると思うのです。
幸せな人っていうのは「自分は幸せだ」と感じている人だと思うんです。
そしてどう感じるかは一人一人に任されています。
今、皆さんのお手元に1枚の写真があると思います。
この写真にはタイトルがあります。
『たったひとつのたからもの』。
ある一人のお母さんが撮られた写真です。
< あなたの撮った写真がコマーシャルになります >
フォトコンテストの案内にはそう書かれてありました。
テーマは「幸せな瞬間」。
実はこのお母さんにはそのコンテストにどうしても受かりたいという強い思いがありました。
そのコマーシャルで使われていた曲にとても惹かれておられたのです。
その歌詞にとても惹かれておられました。
これです。
~ あなたに 会えて ほんとうに よかった
うれしくて うれしくて 言葉に できない ~
この写真に写っている加藤秋雪君は、この写真を撮られた5ヶ月後に亡くなられました。
6歳と5ヶ月でした。
生まれた直後から心臓に重い疾患がありました。
生後1ヶ月で秋雪ちゃんに宣告された余命は1年でした。
でも、そんな余命宣告をはねのけ秋雪ちゃんは重い心臓病を抱えながらも大きくなっていきました。
お母さんはこんなふうに仰っています。
「そういう状況ではあっても、少しずつ大きくなる我が子を見るのは喜びでした。
毎日、今日も秋雪に会えた。
そのことがとても幸せでした。」
お母さんには夢がありました。
それは秋雪ちゃんと一緒に海を見ること。
そして砂浜を手をつないで歩くことです。
夢は叶いました。
5歳の春のことです。
そしてその夏、秋雪ちゃんの夢も叶いました。
「今度はパパも一緒に海に行こう」
この写真はその時に撮られた1枚です。
お母さんはその著書の中でこう仰っています。
「秋雪と生きた6年間。
我が家は幸せだらけでした。
人の幸せは命の長さではありません。
今、この時の一分一秒を楽しく元気に過ごすこと。
それが一番大切で喜ぶべきことです。
それを秋雪が教えてくれました。
秋雪と過ごした6年間は幸せに気づかされる毎日でした。
秋雪は星の数ほどの幸せと思い出を残してくれました。
これからの人生を100年も200年も支えてくれるほどの大きな幸せを残してくれました。
そして秋雪もまた幸せだったと思います。
あの子は何をする時でも嬉しそうでした。
私たち親子は神様から特別に幸せな時間をプレゼントされたのだと思います。」
たしかに秋雪ちゃんも、お母さんも、そしてお父さんもみんな幸せだったのです。
なぜか?
それはみんな幸せを感じていたからです。
「幸せはなるものではなくて気づくもの」
大切なのはこれから幸せになることではなく、今すでに幸せであったと気づくことだと思います。
そのあと「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」の資料をもとに、どうすれば子どもたちの自信や意欲、そし自己肯定感を育むことができるのかをお話ししていきました。
最後に小田和正さんの曲「たしかなこと」にのせて、100種類のそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
講演のあと、幼稚園のご厚意で本のサイン販売をさせてもらいました。
短い時間でしたけれど、直接お声も聞けて、僕自身心温まるいい時間になりました。
ありがとうございました。
参加してくださった保護者の皆さん、熱心に聞いてくださってありがとうございました。
呼んでくださった木崎園長先生、お世話してくださった橋本先生、お世話になりました。
感謝しています。
今回のご縁を結んでくださった若狭図書学習センターの方、ありがとうございました。
また皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています。
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