栃木県真岡市立真岡西小学校での講演会「子どもを幸せに伸ばすための親学講座」
6月11日は午前中、加古川市立野口北幼稚園で講演しました。
聞いて下さるのは幼稚園の保護者の方とふれあい保育で来園された3歳以下のお子さんをお持ちのお母さん方です。
テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」。
親学10か条の資料をもとに身近な例や実例を挙げながらお話ししました。
<親学10か条>
1、 子どもの自己成長力を信頼する。
(信じて待つ)
2、 ありのままを愛する。
(そのままのあなたが大好き)
3、 子どもを尊敬する。
(もうすでにあなたは素晴らしい)
4、子どもを親の思い通りに育てようとしない
(自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない
5、子どもの思い、ペース、自由を大切にする
(あなたはあなたのやり方で、あなたのペースで)
6、家族仲良くする
(許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)
7、子どもの話を聴く
(関心を持つ)
8、子どもの存在を喜ぶ
(生まれてくれてありがとう)
9、親が幸せである
(笑顔と感謝を持って暮らす)
10、家をのんびりできる場所にする
(心が安らぐ居場所)
2番目の「ありのままを愛する」(そのままのあなたが大好き)のところでは、絵本「いいこってどんなこ?」を紹介しました。
うさぎのバニー坊やがお母さんうさぎに尋ねます。
「おかあさん、いいこってどんな子?泣かないのがいい子なの?」
お母さんうさぎはやさしく答えてくれます。
「泣いたっていいのよ。」
すると、またバニー坊やが尋ねます。
「おかあさん、おこりんぼはいい子じゃないよね?ぷんぷん怒っている僕なんか、お母さん嫌いでしょ?」
お母さんうさぎはやさしく答えてくれます。
「ぷんぷん怒っているときも、にこにこ笑っているときも、お母さんはバニーが大好きよ。」
「でも、僕が馬鹿なことばかりしてるとお母さんイヤになっちゃうよね?」
「どんなにおばかさんでもバニーはお母さんの宝物。」
ちいさなバニーはだまってしばらく考えました。
「じゃあ、お母さんは僕がどんな子だったら一番嬉しい?」
お母さんはにっこり笑って答えました。
「バニーはバニーらしくしてくれるのが一番よ。だってお母さんは今のバニーが大好きなんですもの。」
おしまい。
そして最後のセリフを子どもの名前に変えてもう一度読んであげます。
たとえば「まなみちゃん」という子であれば・・
「まなみちゃんはまなみちゃんらしくしてくれるのが一番よ。だってお母さんは今のまなみちゃんが大好きなんですもの。」そう言ってハグして、おでこにチュッてして、ほっぺにもチュってして、やさしく「おやすみ」と言われて眠る世界一幸せな子ども達がいます。
この絵本はあることで大変有名です。
それは今のようにして子どもに寝る前に読み聴かせると、おねしょがぴたりと止まる「魔法の絵本」として有名なのです。
子どもの問題の80%以上は愛情伝達不足で起こっています。
愛情不足ではありません。
親には愛情はあるのです。
でも、その愛情を1日1回ちゃんと伝えているでしょうか。
「そのままのあなたが大好き」と伝えているでしょうか。
「そのままの自分で愛されている」
子どもが心からそう思えることがどんなに嬉しく、どんなに幸せで、どんなに自信がつくことでしょう。
それが今の、そして将来の子どもの心を支えるのです。
そのようにお話ししました。
最後に小田和正さんの曲「たしかなこと」にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
今日の講演会に参加して下さった皆さん、
熱心に聴いて下さってありがとうございました。
またお会い出来る日を楽しみにしています。
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