講演「子どもが伸びる!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」 明石市民会館
3月2日(日)は福井県小浜市に行ってきました。
福井ライフ・アカデミー地域活動講座「親学」の講師として講演してきました。
「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し、育てていくこと。それが一番楽で、一番幸せで、そして一番子どもが伸びる子育てです。」と無為の子育てについてお話ししました。
無為とは、2500年前の中国の老子の言葉で、「はからわず、ありのままに、自然に」という意味です。
子どもが前向きに、意欲的に生きる力。
自らの能力や才能を伸ばしていく力。
良好なコミュニケーションを築く力。
他人を思いやる力。
それらの力はどのようにして育まれるのか?
それは「あたたかくて、やわらかくて、信頼し合える親子関係」によって育まれます。
そういう親子関係を子どもとの間に築こうとするなら、子どもに対して誠実に向き合うということが大切です。
だから、「いい親になろうとせず、ありのままの自分で」なのです。
それは子どもに対して正直な自分でいるということです。
いいカッコをしない。
立派なことを言える自分ではない。
子どもに対してえらそうなことを言える自分ではないということです。
そこから子どもに対する謙虚さが生まれます。
結婚して夫婦になると喧嘩しますね。
どうしてだと思いますか。
それは自分の都合のいいようにあってほしいと相手に求めるようになるからです。
そしてそれを当然だと思うようになるからです。
相手に求めるということは、相手に「変われ」と言うことです。
相手に求め、相手を変えようとすること。
それこそが人と人との関係を壊してしまう根本原因なのです。
だから「いい子に育てようとせず、ありのままの子どもを愛し、育てていく」なのです。
それは子どもを変えようとしないということです。
子どもは幸せで安心できる家庭環境にあってこそ、意欲的になりその能力も伸ばしていくものです。
そういう家庭、親子関係とはどのようなもので、それはどのようにして築いていけばいいのかを「親学10か条」の資料をもとに皆さんと一緒に考えていきました。
2、ありのまままを愛する(そのままのあなたが大好き) では、絵本「いいこってどんなこ?」を紹介しました。
「◯◯ちゃんが生まれて来てくれた時、ママ本当にうれしかった。ありがとうね。◯◯ちゃんが生まれて来てくれてからママはずーっと幸せやで。ありがとう。」という親子が幸せになる魔法のコトバも紹介しました。
ついでに夫婦が幸せになる魔法のコトバも紹介しました。
講演の終わりに、熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
その中の一つを紹介します。
詩 「 見つけてくれた 」
あなたが生んだのではありません
子どもが見つけてくれたのです
by はせがわみつる
講演会に参加して下さった皆さん、ありがとうございました。
福井県立若狭図書学習センターの方には大変お世話になりました。
心より感謝しております。ありがとうございました。
またお会い出来る日を楽しみにしております。