愛して放す

長谷川満

長谷川満


 僕は仕事がら不登校の相談にのることがよくあります。
 「これは頭で色々考えて解決する問題ではありません。子どもを変えようとするのではなく、親自身がイキイキと今の生活を楽しむことが大切です。今までしたいなあと思いながらやれてないことがあったら思い切ってやってみましょう。
 そうすれば子どももイキイキしてきて、いい動きが出てきます。
 必ずよくなってきますから、信じて待ちましょう。」
 とお話しすることが多いです。

 時には、
 「愛して放しましょう。ただ愛するだけ愛して、その子のありようはその子に任せましょう。」と付け加えることもあります。
 そうすると「子どもを放すってどういうことでしょう?」と質問される方もあります。
 
 「子どもを放すとは、親の価値観で『ああしなさい、こうしなさい』と言うことをやめることです。」

 「愛して放すとは 子どもの気持ちを大切にして、子どもを信じて、子どもに任す、ということです。でもほったらかすわけではありません。困って助けが欲しい時には子どもがいいと言うまで力を貸します。そして『もういい。大丈夫。』と言ったら静かに手を引きます。」


 『愛して放す』これは親が子に贈ることのできる最大の愛情です。見返りを求めない無条件の愛といえるでしょう。
 その愛に触れられた子どもは癒され、元気と勇気を取り戻します。
 そうして、また前を向いて歩いて行けるようになります。




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長谷川満
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長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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